SFC CLIPでも何度となく取り上げてきた電気自動車プロジェクトが、再び東京モーターショーに出展します。世界最速の電気自動車と名を馳せた一昨年の「KAZ」出展。「学生主体」を大きな目玉とした前回のモーターショーから、2年の時を経て何が進化したのか?プロジェクトメンバーより、SFC生に向けてお送りします。


 「Eliica」のこと、K2キャンパスのこと、スタッフの裏話も聞けるかも?クルマ好きもそうじゃない人も、これを読んでぜひ未来のクルマに会いに来てください。幕張メッセで会いましょう!
Tokyo Motor Show2005に高性能電気自動車『Eliica』出展します
 10月22日(土)11月6日(日)に幕張メッセで開催される「第39回東京モーターショー2005」に、吉田博一教授・清水浩教授を中心とした電気自動車研究室が開発している電気自動車「Eliica」を出展します。出展はすべて学生の手によって行います。電気自動車研究室の学生以外にも、 SFCの有名な研究室からコラボレーターを募集し、総勢60名近くによる、巨大プロジェクトです。私達は、2年前の「第37回東京モーターショー 2003」にも出展しており、今回で2回目の出展となります。

今年の東京モーターショーには最高速370km/hを記録し、約0.7G(100km/h到達時間約4秒)という高加速を誇る「Eliica 1st プロトタイプ 記録挑戦車」、また今年7月6日に正式にナンバー プレートを取得した「Eliica 1st プロトタイプ 公道実験車」を出展します。また、Eliicaの動力源にもなっている、リチウムイオン電池の大量普及のための産官学共同大型プロジェクトとして、昨年発足した「エルスクエアプロジェクト」や、より実用化に向けた「Eliica 2nd プロトタイプ クレイモデル」、さらには清水浩研究室と稲蔭正彦研究室の合同研究プロジェクトとして開発されている新車内環境エンターテイメント、車の走行状況や周囲の環境によって車内の雰囲気が変化する可変インテリア「mood(O)ma」も出展する予定です。
 今回のプロジェクトメンバーは、湘南藤沢キャンパスの学生として、Eliicaに関する幅広い知識を持つ電気自動車研究室はもちろんのこと、 WEBデザイナーとして佐藤雅彦研究室、会場のデザイン、設計を行うブースデザイナーとして建築系の坂茂研究室などの学生等で構成されています。また、当日ブースで流す映像・音響は、その分野のスペシャリストの多い稲蔭正彦研究室の学生と共に製作を行っています。さらに、今回はSFCの学生のみならず、他キャンパスにもメンバー募集を呼びかけることで慶應義塾大学全体の学生で約60人という大規模なメンバーを結成し、これまで準備を重ねてきました。SFC だけでなく、慶應義塾大学の学生全体で最高のモーターショーにしようというのが、私達の掲げている「東京モーターショーEliica出展プロジェクト」です。塾生の力を合わせて作り上げる東京モーターショー、ぜひ足を運んでみてください。