18日(火)、常任理事会でSFCの次期学部長・研究科委員長が正式に決定した。環境情報・看護医療両学部長および政策・メディア研究科委員長が交代、総合政策学部長および健康マネジメント研究科委員長が留任する。任期は10月1日から2009年9月30日まで。


 既報の通り、環境情報学部長に徳田英幸教授、政策・メディア研究科委員長に金子郁容教授が就任する。なお、6月1日に総合政策学部長に就任した阿川尚之教授は、引き続き学部長を務める。
 また、SFC事務室の発表により、看護医療学部長には山下香枝子教授が就任し、健康マネジメント研究科委員長を務めている大西祥平教授が留任することも判明した。
 各学部長・研究科委員長のプロフィールは以下の通り。
【阿川尚之(あがわ・なおゆき)氏】<次期 総合政策学部長>
 1951年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科中退。77年 米国ジョージタウン大学外交政治学部卒業。ソニー株式会社に入社。84年米国ジョージタウン大学ロースクール卒業、85年米国ニューヨーク州弁護士資格取得、翌年米国コロンビア特別区弁護士資格取得。87年ソニー退社後、米国ギブソン・ダン・クラッチャー法律事務所入所。 95年から96年にかけて、米国ヴァージニア大学ロースクール客員研究員。96年から2002年まで、西村総合法律事務所勤務。99年より、慶應義塾大学総合政策学部教授。02年から05年まで、在米日本大使館公使(広報文化担当)。現在、総合政策学部長。
【徳田英幸(とくだ・ひでゆき)氏】<次期 環境情報学部長>
 1952年生まれ。75年に塾大学工学部管理工学科を卒業。同大学院工学研究科修士課程、ウォータールー大学大学院博士課程、カーネギーメロン大学計算機科学科Senior Research Computer Scientist を経て、塾環境情報学部教授兼政策・メディア研究科委員に。2001年以降は政策・メディア研究科委員長を務める。専門は計算機科学、分散システムなど。著作には「ディジタルメディア革命」(共著、慶応義塾大学出版会)がある。
【山下香枝子(やました・かえこ)氏】<次期 看護医療学部長>
 1944年生まれ。68年に名古屋大学医学部附属看護学校卒業。聖路加看護大学大学院博士課程単位取得退学。名古屋大学医学部附属病院看護師、塾大学医学部看護師、同附属厚生女子学院専任教員、塾看護短期大学専任講師、助教授、教授、看護学科長を経て、01年より看護医療学部教授。専門は臨床看護学(成人・老年期)、禁煙行動、排尿機能障害(尿失禁)、医療事故予防。
【金子郁容(かねこ・いくよう)氏】<次期 政策・メディア研究科委員長>
 1948年生まれ。71年に塾大学工学部を卒業。スタンフォード大学博士課程、ウイスコンシン大学経営工学科および計算機科学科准教授、一橋大学商学部助教授、一橋大学商学部教授を経て、94年から慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授兼総合政策学部教授に。99年からは慶應義塾幼稚舎長を務める。専門はネットワーク論・コミュニティ論など。著作には「コミュニティ・ソリューション」(岩波書店)がある。
【大西祥平(おおにし・しょうへい)氏】<次期 健康マネジメント研究科委員長>
 1952年生まれ。77年塾大学医学部卒。79年に同助手、97年に塾大学スポーツ医学研究センター副所長、現在は同教授。2006年から健康マネジメント研究科委員長を務める。専門はスポーツ医学。