バスの玉手箱やぁ! -SFCのバス事情-
SFCにやってくる唯一の公共交通機関、バス。毎日多くのSFC生を運んでいますが、その割にはあまり知られていないバス情報もたくさんあるんです。そこで今週のSFCずかんでは、時刻表機能のリリースを記念して、"SFCのバス"について徹底紹介したいと思います。

毎日様々なバスが見られるバスターミナル。
SFCを通るバス路線 : 11系統
平日は1日に300回以上のバスが行き交うSFC。まずはその多彩な路線を列挙してみます。
お馴染みの湘南台-SFC間を結ぶ路線も、実は5種類あります。
・湘23

・湘24(笹久保経由)

・湘25(ツインライナー)

・湘26(深夜バス)
・湘28(中高専用)

中高生専用の直行バス。大学生は基本的に乗れません。
そして、辻堂駅発着の2種類。キャンパス内に乗り入れてくる辻堂-SFC間の路線はもちろん、南門前を通る辻堂-綾瀬車庫という路線もあります。
・辻33

・辻34

忘れてはいけないのが、ふじみ号。SFCは藤沢市西北部と駅を結ぶ結節点にもなっています。時間帯によってルートが変わるため、計3種類が走っています。
・ふ01/ふ02/ふ03

さらに、キャンパスの総環エリアと看護医療学部を繋ぐバスも2006年から走っています。他の路線は全て神奈中バスの路線ですが、SoKanKan相愛交通が運行しています。
・鴨池急行SoKanKan

運行本数は1日30本ほど。
SFCで見られるバス : 9車種
SFCで見られる"バス"そのものも様々で、全9車種。全て写真つきでお届けします。
最大勢力が三菱ふそうの「エアロスター」。SFCにやってくるバスの約7割を占めており、目印は大きな窓と銀色の窓枠。また、たった1台のかなちゃん号や、全て2人掛けの椅子の青いバスといったレアバージョンもあります。
・三菱ふそう エアロスター


大所帯だけにズラリと同じ顔が並ぶことも。ワンステップ車やアイドリングストップ車など微妙な差異があります。
・三菱ふそう エアロスター かなちゃん号

かなちゃん号が来る確率は1%未満。車内には季節の飾り付けがされることも。
・三菱ふそう エアロスター ワンロマ車

全て二人掛け席で、小旅行気分。"ワンロマ"はワンマンロマンスシートの略だとか。
いすゞの工場を擁する藤沢市域だけに、もちろんいすゞのバスも走っています。2000年に登場した「エルガ」と、少し古めの「キュービック」。ちなみに「キュービック」にも2種類あり、数少ない富士重工業製ボディに乗った日はラッキーかも!?
・いすゞ エルガ

目印は縦に並んだライトと、黒い窓枠。
・いすゞ キュービック

せり出したフロントグラスが最大の特徴ですが、近いうちに見られなくなるかも!?
・いすゞ キュービック(富士重工業製ボディ)

僅か3台の変り種。
その他、真っ赤で長いボディのツインライナーは実はドイツ製。小さめのふじみ号は三菱ふそうの「エアロミディME」、鴨池急行SoKanKanはいすゞ「ジャーニー」です。
・セントロライナー・エヴォリューション(ツインライナー)

全長18mの赤い車体とノンステップ構造が特徴。定員は129名!
・エアロミディME(ふじみ号)


GPSを利用して乗換案内を表示するディスプレイが設置されています。
・いすゞ ジャーニー(鴨池急行SoKanKan)


滑りにくいステップは、産学官連携の結晶です。
SFCのバス停 : 9ヶ所
バス停も一杯あるのがSFC。「どこで降りるか」も重要な選択です。
SFCの中心、「慶応大学本館前」バス停。1日中バスが到着する降車用バス停と、平日夕方以降に帰宅者が列を成す乗車用バス停があります。

昨年9月にも、1つ乗り場が増えました。
北門の外、バスの待機場と併設されているのが「慶応大学」バス停。紛らわしい名前なので、ここで降りてしまい、学内に入っていくバスを呆然と見送る人を見かけることも。

手前から、ふじみ号、辻堂行、湘南台行、降車場。屋根と椅子完備です。
SFC中高生御用達のバス停もあります。湘南台からやってくるバスの終点「慶応中高等部前」と辻堂発の終点「中高降車場」。

辻堂発のバスが中高の前まで行かない理由を、神奈中に問い合わせてみましたが、答えはわかりませんでした。
鴨池急行SoKanKanにも4つバス停があります。他のバスとは逆方向にメビウスリングを回っていること、お気づきでしたか?

ちなみに運賃は無料です。
そして最後に穴場、刈込バス停。南門を出て、少し東に進んだところに位置します。通るバスの本数は少ないものの、イザという時にはチェックしてみて下さい。

本数はかなり少ないので、事前に確認してから向かいましょう。
人生でバスに毎日乗る経験 : 4年間?
SFCにまつわるバスを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。もう、うんざりですか。
きっと多くの人は大学卒業後、バスに乗る機会は減ってしまうことでしょう。今は退屈なバスの十数分も、貴重な人生の経験になるはず。これからは、一味違ったバス通学生活をすごしてみてはいかがでしょうか!

このバスがやってくる確率は3%未満なのでした。