夏休みが終わり、秋学期を迎えたSFC。体育1が終わって、体育システムに困惑している1年生も多いはず。さらに、体育2/3は特殊な仕組みもいくつか存在する。そこで今回は、体育2/3をスムーズに受けるのに役立つ情報を集めた。

予約について

体育2/3に出席するためには、まずWEB上の体育予約システムで授業の予約をする必要がある。

予約はその授業が行われる2週間前から可能。定員以上の希望があった場合は抽選が行われ、当選者のみ授業に参加できる。1度抽選に外れると、次にその種目の抽選に参加した際の当選確率が上がるようになっている。

出席回数について

体育2/3は、それぞれ15回の授業への出席と、学期末レポートの提出を行うと単位を取得することができる。この際、体育2に関しては同じ授業への出席が最大8回に制限されている。一方で体育3は15回全てを同じスポーツにすることができる。また、一週間に取れる体育の授業は2回までとなっているので、計画的に出席しよう。

ガイダンスの一週間

秋学期が始まってから一週間、つまり9月25日(金)-10月3日(木)の期間に、ガイダンスを行う種目がある。ガイダンスでは、実際に運動はせず、教室でその種目についての説明を聞く場合が多い。だが体育の出席回数にはカウントされるので、着替えずに体育を受けたいという人にとっては狙い目。(でも、出席目当てに興味のない種目のガイダンスに無闇に出席するのは控えよう!)

慶早戦の出席

慶早戦の応援に行くことで出席回数を稼ぐことができる。もちろんサッカーやバスケなど、野球以外の慶早戦でも出席にカウントされる。ただし、慶早戦の出席にも体育予約システムでの登録が必要なので忘れずに行おう。種目によっては会場で学生証の確認などが必要な場合もある。また、慶早戦は体育2/3それぞれ5回ずつが出席回数加算の上限となっている。

体育3のエキスパートについて

体育3では、エキスパートとセミ・エキスパートというものがある。ひとつのスポーツに関して、エキスパートは13回、セミ・エキスパートは6回分を、学期初めに一度に予約することができる。これは、ひとつのスポーツに集中して出席することで、そのスポーツの洗練度を高める制度だ。全ての授業を安定して確保できるので、その種目を集中的に学びたい人はもちろん、抽選で一喜一憂したくない人、出席回数を計画的に確保したい人にもお勧めだ。

授業の服装

授業での服装に関してはそれぞれ指定があるが、ほとんどが運動に即したものだろう。しかし、運動することが苦手な人、服を着替えるのが手間な人は、授業選択の際の服装指定に着目したい。ウェルネスや気功、自律訓練法など、いくつかの授業では服装指定がないので、上手く組み合わせれば30回一度も着替えずに体育を済ませることも可能。ただし、そのようなもののほとんどは運動制限者向きだ。

SFC以外での体育

体育の授業の中には、SFCで行わないものもいくつかある。水泳や、スキューバダイビングが代表例だ。そのような授業が外でやることを利用すれば、行われる場所の近くに住んでいる人は体育が幾分か楽になるだろう。
 また、山形県の鶴岡タウンキャンパスで1学期に1回行われる「鶴岡体育」に参加すると、体育5回分の出席にカウントされる。もちろん交通費などは自費となるが、鶴岡に滞在している学生でなくても参加は可能。種目は毎回違うが、鶴岡の自然や文化を楽しめるようなプログラムもあり、楽しんで参加できるようになっている。

レポートについて

体育の授業は学期末にレポートが出される。各種目ごとにレポート課題が出され、自分が出席した種目の中から1種目選んでレポートを書くという形式。出席回数を満たした上でレポートを出せば単位の取得ができる。ただ、これは必ずしも15回目に出す必要は無く、16回目以降に出すことも可能。つまり、30回出席した後に体育2/3のレポートを一気に出せば両方単位を取得できる。
このようにかなり癖のある体育2/3。しかし、そのシステムをうまく利用すれば、スムーズな体育履修が可能なはずだ。