CLIP流体育シラバス第2弾! SFC CLIP編集部が、履修者や競技担当の先生と直に触れ合いながら、シラバスだけでは分からない体育2・3のリアルな授業の様子を調査します! 今回は中村真理子総合政策学部講師のバレーボールです。履修者が女性ばかりな気もしてしまいますが、実際はどうなのでしょうか……? SFC CLIP編集部員が授業に潜り込んできました。

 体育2・3は、体育1を履修した学生が履修する単位です。授業は、バレーボールやサッカー、ベースボールというメジャーな競技から、アーチェリー、気功などなかなか触れる機会がないスポーツもあります。この中から授業を1回ごとに予約して出席します。単位取得が順調に進めば、普通は1年生の秋学期から体育2・3を履修します。進級に必要な単位なので1年生も確認しておきましょう。

初回の授業

(無題)バレーボール

 取材した16日(月)5限の参加者数は25人。そのうち男性が16人、女性が6人でした。前回の「CLIP流体育シラバス」とは、競技だけでなく取材した時期も違います。ハンドボールの取材は秋学期の終わりだったので、履修者同士の仲が深まっていました。今回はガイダンスを除けば1回目の授業ということもあり、ほとんどの人が初対面のようでした。学期半ばになると履修者はもう少し増え、30人余りになるそうです。

授業の流れ

 前半はオーバーハンドとレシーブの基礎練習を行い、後半にゲームを行いました。学期後半になると、ゲームを中心に授業を展開するそうです。ストレッチのあと、二組になってパス練習。チーム分けをして、グループ練習の後にゲームに入ります。

ストレッチ

パス練習

グループ練習

 チーム分けをする際に経験者の人数を聞いたところ、挙手したのは2人。聴講の形で参加している学生は、何度も足を運んでいるのでとても授業に慣れた様子でした。未経験者であっても、先生や経験者の仲間が丁寧に説明してくれるので安心できます。

 また、バレーボールは他のスポーツを経験していると有利だそうです。「テニスの経験があればアタックが強かったり、バスケットボールの経験があればネット際でのジャンプに対応できたりと、バレーボールには様々なスポーツの要素が活かせる」と中村真理子講師。レベルに応じてグループを分けるので初心者も心配は無用です。しっかりと未経験者をサポートする体制ができていました。

ゲームの様子

 バレーボールは、多くの学生が中高時代に一度は経験していると思います。どの学生もボールに対してある程度慣れているようでした。

バレーボールはコミュニケーションツール

中村真理子総合政策学部講師

 授業に参加した学生達は初対面にも関わらず、ゲームを始める頃にはだいぶ打ち解けていました。中村真理子講師は「バレーボールは競技者同士が声を掛け合わなくてはいけないので、コミュニケーションツールにもなる。接触がないのもバレーボールの特徴で、初心者でも安心してゲームができる」とバレーボールの魅力を語りました。

 今後も、あまり知られていない体育2・3授業の裏側に迫っていきます。感想や要望などは、お気軽にSFC CLIP編集部まで!