CLIP流体育シラバス第3弾! SFC CLIP編集部が、履修者や競技担当の先生と直に触れ合いながら、シラバスだけでは分からない体育2・3のリアルな授業の様子を調査します! 今回は加藤範子総合政策学部講師担当のダンスパフォーマンスです。ダンス言えども、様々なジャンルのダンスがあります。いったいどのような授業が展開されているのでしょうか。SFC CLIP編集部員が授業に潜り込んできました。

履修者と講義場所

   取材した4月26日(木)の履修者は5人でした。男性が3人、女性が2人です。この日は少人数でしたが、日によって履修者数は大幅に変わるそうです。講義名から、ダンスサークルW+I&Sのメンバーが多数履修している様を想像していましたが、そうではありませんでした。むしろ、この日に限らず殆どの履修者がダンス未経験者だそうです。講義の場所はアリーナ内にあるフィットネスルームです。体育館に入る手前、左手に鏡のある部屋を見たことがあると思います。

フィットネスルームフィットネスルーム

授業の流れ

 ストレッチの後、すぐにダンスを始めるのかと思いきやそうではありませんでした。しばらく加藤講師は学生に、見つめ合ったり、目を合わせながら歩いたりするように指示していました。皆、照れくさそうに笑っていました。ここから身体がどう反応するか、身体と身体の立位置が表す意味などを学びます。

目を合わせながら歩く目を合わせながら歩く

 一通りの基礎的な動きを練習した後、ダンスの創作に入ります。この日は男子と女子にグループ分けをして、それぞれダンスを創作しました。約30分ほど相談し合い、授業の最後で披露します。これは履修者の数によっても変動するようで、音楽に合わせて即興で身体を動かす日もあれば、全体で同じダンスをする日もあるそうです。

創作中創作中

男子グループ男子グループ

女子グループ女子グループ

 ダンスの未経験者でも創作なんてできるのかと思いましたが、授業の最後までにはしっかり形になっていました。どちらのグループとも経験者がリードして、丁寧な説明をしてくれているようでした。

まだ言葉になっていない表現を体で感じて

加藤範子総合政策学部講師加藤範子総合政策学部講師

 加藤範子講師は、「まだ言葉になっていない身体の表現を、動きながら見いだして、こんなのあるんだ! という感覚を感じて欲しい」とダンスパフォーマンスの魅力を語ります。両グループともに、それぞれの個性のあるパフォーマンスを披露してくださいました。もちろん、講義を受ける前までは言語化していなかった動きでしょう。

履修者の皆さん履修者の皆さん

 今後も、あまり知られていない体育2・3授業の裏側に迫っていきます。感想や要望などは、お気軽にSFC CLIP編集部まで!