11日(日)、全日本大学野球連盟はプロ野球志望届の提出を締め切った。義塾野球部からは、福谷浩司投手(理4)、竹内大助投手(環4)、阿加多直樹選手(法4)の3人が志望届を提出した。


 福谷投手は最高球速155kmの速球派。球威のある重い直球を武器に、3年春には守護神として優勝に貢献した頼れる副将だ。中日ドラゴンズ、阪神タイガースから強い注目を浴びている。上位での指名が期待される。

 竹内投手は2年春から主戦投手として活躍した、SFCが誇る義塾のエース。最高球速144kmの直球とカーブ、スライダーの変化球を織り交ぜた緩急ある投球が持ち味だ。2年春にベストナインを受賞、また3年春にはノーヒットノーランを達成している。今年は調子を落としているが、実績を重視されての指名があるかもしれない。

 阿加多選手は右投げ左打ちの強肩捕手。日米大学野球の日本代表メンバーに選出された経験もある。打力も十分で、義塾野球部の中でも常に上位の打率を誇る。阿加多選手は社会人野球の誘いを断っており、プロの指名がなければ野球を諦めて来年就職活動をすると宣言。プロにかける思いは強い。

 なお、主将の山崎錬選手(商4)はプロ志望届けを提出しなかった。しかし、それぞれ進路は違えども、秋までは義塾野球部として優勝という同じ目標を掲げ、日々鍛錬しているに違いない。来週の慶早戦、そして今後の3人のドラフト会議の結果に注目したい。