SFC生のラーメンライフを充実させるための連載、ラーメンCLIP。第10回目となる今回は、ラーメン好きの方なら1度は聞いたことがあるであろう、ラーメン二郎 湘南藤沢店をレポートする。


 今回のラーメンCLIPは湘南台・遠藤からは少々離れ、藤沢にあるラーメン二郎 湘南藤沢店をレポートした。


ラーメン二郎とは


 ラーメン二郎は1968年に創業。1970年代前半より三田に本店を構えるラーメン屋だ。パンチのある味とボリュームで話題を集めている。本店は三田キャンパス正門より歩いてすぐの場所にあり、都内の塾生にはおなじみの店だ。本店の内壁には、お世話になった記念として、塾生達が残していったプレートが飾られている。
 現在では弟子を増やし、日本全国に直系店やインスパイア店(二郎をリスペクトし、模したラーメンを出す店)が存在している。熱狂的なファンを生んでいる。ラーメン二郎湘南藤沢店も、こののれん分け制度によってラーメン二郎の名を冠する。


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 湘南台駅から小田急江ノ島線に乗り、藤沢駅で降車。北口を出ると、左手に三井住友銀行藤沢支店があるので、道沿いに歩いてゆく。すると横断歩道が見えるので、右に曲がる。左手に見える横浜銀行藤沢支店のある通りを進んでゆくと、銀座通りの交差点にぶつかる。そのまま道なりに真っ直ぐ進んで、南仲郵便局前、南仲通りの交差点を通過してすぐ右手に「ラーメン二郎 湘南藤沢店」と書かれた黄色い看板が見えてくる。

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 店内はカウンター席のみとなっているので、大人数での訪問は少し気が引けるかもしれない。
 営業時間は11:00-14:30、途中休憩を挟んで17:30-21:30まで。定休日は火曜日。ただし、麺がなくなり次第終了となるので、閉店間近を狙う際には注意。
 今回注文したラーメンは、ラーメン(豚2枚)(650円)、豚入り(豚5枚)(750円)の2杯。なお、豚入り(豚5枚)に関しては、画像のみの紹介でレポートは割愛させていただく。

注文の仕方


 ラーメン二郎では、独特の注文方法によって一風変わったサービスを提供している。その複雑さから「二郎に行きたくても、行きづらい」と躊躇する人も多い。そんな二郎「初心者」の方に初めの一歩を踏み出してもらうため、まずはラーメン二郎 湘南藤沢店で注文する際に一般的な注文方法を説明したい。

1.食券を買う。


 食券機では、1万円、5千円の紙幣が利用できないので、予め細かいお金を用意しておこう。注文すると色の付いた札が出てくるのでこれを持って行列に並ぶ。

2.行列ができている場合、最後尾に並ぶ


 既に並んでいるお客さんの間に割り込まないように気をつけよう。
 また、二郎といえば行列の印象が強いが、湘南藤沢店の場合はそれほど並ばずに入店できる場合が多い。編集部が訪問したのは平日の夜7時頃だったが、店内で15分程待った後、席に案内された。

3.オーダー


 ある程度行列が進むと、途中で店員から食券を見せるようにお願いされるので、食券の色を見せる。麺の硬さ、量に希望があればこのタイミングで言う。
 女性や初来店の方など、食べきる自信のない方は、「麺少なめ」や「麺半分」と注文すれば、それに沿って作ってもらえるので安心だ。また、麺に関する注文は、茹で上がり前のこのタイミングでしか伝えられないので注意しよう

4.着席


 席が空き、店員の案内で座ることができたら、食券をカウンター上に置く。

5.ニンニクいれますか?


 暫く待ち、麺が茹で上がると、店員が「ニンニクいれますか?」と訪ねてくる。二郎の醍醐味とも言える瞬間だ。上に乗せる「ヤサイ(茹でたもやしとキャベツ)」、味を濃くする「カラメ」、スープが脂っ濃くなり味が多少薄くなる「アブラ」、そしてもちろん「ニンニク」。この4つのトッピングの中で、増量して欲しいものをコールする。
 ヤサイの量を増やし、それに合わせて味を濃くしたいならば「ヤサイ・カラメ」と伝えれば良い。ヤサイの量を更に増やしたい場合は「ヤサイマシ・カラメ」といったように、増量したいものの後にマシ、更に増やしたい時はマシマシを付けて注文すればいい。ただし、増量して注文したものの、後で残してしまったということがないようにしよう。
 全て普通のトッピングでよければ「そのまま」の一言で十分だ。また、ニンニク以外の3つは何も言わなくても普通の量が入っている。
 

6.いただきます


 麺の硬さ、量に関しては先にオーダーしているので、比較的すぐにラーメンが出てくる。ラーメンの量に圧倒されずに食べてしまおう。ただし、湘南藤沢店での注文方法が他の二郎系列店と全く同じというわけではないので、他店で注文する際には気をつけよう。

そのボリュームは想像を超える ラーメン(豚2枚)


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 二郎のラーメンはボリュームが凄い、ということは事前に想定していたものの、いざラーメンが来てみると改めてその存在感に驚いた。ヤサイマシ等の注文はせずにそのままで注文したが、ボリュームは十分。他のラーメン屋ではなかなか見ることが出来ない量だ。スープと比べて麺の量が多く、ヤサイも山盛りに積み上げられている。

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 麺は太麺、まるでうどんの麺のように太い。醤油の味付けもなされていて、食欲が湧いてくる。スープは程よい醤油味。見た目とは裏腹にあっさりとしている。それでいてコクはしっかりとあるので、麺と絡めて食べると美味しくいただける。
 とにかく器の中の大部分を占めているこの麺がボリューム満点。もやし・キャベツと共にバランスよく食べていこう。
 気をつけたいのは、チャーシューだ。麺を食べきる事でお腹がいっぱいになってしまい、最後にチャーシューを食べようと思っていても食べきれない場合がある。チャーシューは残さずに先に食べてしまおう。

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 こちらは豚入り(豚5枚)。大きなチャーシューがゴロゴロと入っているのが見える。食欲に自信のある方は挑戦してみて欲しい。

 ラーメンCLIP第10回目は番外編として、ラーメン二郎 湘南藤沢店をレポートした。次回からは再びSFC周辺のラーメン屋をレポートしてゆく。これからも、「こんな隠れた名店を知っている!」といった方がいれば、ぜひSFC CLIP編集部員に伝えてほしい。ラーメンCLIP、来週も続く。