【セッション】「SFC」が分かる大盛況のセッション、「高校生のためのSFC講座」
23日(土)に行われた「高校生のためのSFC講座」。SFCに興味のある高校生に対し、教授陣がSFCの魅力や研究内容について質問に答えるセッションだ。毎年人気のこのセッション、今年も80席を容易に上回り、立ち見も出るほどのにぎわいだった。
■パネリスト
・高汐一紀環境情報学部准教授(司会)
・井庭崇総合政策学部准教授
・大木聖子環境情報学部准教授
・森さち子総合政策学部准教授
・内藤泰宏環境情報学部准教授
・清水唯一朗総合政策学部准教授
・植原啓介環境情報学部准教授
最初に、教授の自己紹介と自分の研究テーマについて短く発表した。それぞれが映像を見せたりスライドを用意したりと創意工夫を凝らし、来場者のみならず、他の教授も興味津々に聞いていた。 全員の紹介が終わると、高汐准教授は「ここにいるのは変わり者ばかりなんですよ」と一言、会場を和ませた。
続いて、毎年恒例の質問コーナーが始まると、高校生の多くの手が挙がった。 総合政策と環境情報で学部間の違いはあるか?、新カリキュラムはどのようなものか?、などSFCに関する質問から、壁にぶち当たってしまった時にどうすれば良いか?、様々な学問を身につけるにはどうすればよいか?、などの高校生ならではの質問も数多く見受けられた。高校生一人ひとりの真剣な眼差しに、教授陣も真剣に応えていた。
質問コーナーの途中、村井純環境情報学部長がまさかの飛び入り参加。多くの高校生が驚きと喜びの表情を浮かべる中、村井教授も様々な質問に答えていた。
中でも、「SFCは慶應義塾大学という枠から独立してもいいと思うか?」という鋭い問いかけでは、「福沢諭吉先生の教えを学べば学ぶほど、SFCという学習の場こそが福澤先生の信念を貫いていることが分かる。だから、独立を考えることはない」と堂々と答え、教授陣や高校生を圧巻させていた。
村井純環境情報学部長
セッションに参加していた高校生にSFCの教授陣の印象を聞くと、「今まで教授というと厳しいイメージがあったが、SFCの教授陣は溝がないと感じた。付いていきたいと思える先生も多かった」と答えてくれた。
SFCを志望する高校生はもちろん、現役生にとっても、SFCに通う意義を再確認できる場であったことは間違いないだろう。