SFC近くを流れる小出川沿いの「花とせせらぎの道」で15日(日)、遠藤あじさいまつりが開催された。最高気温が30度近くになる中、地域の人々は色鮮やかなあじさいとともに神輿やフリーマーケットを楽しんだ。

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 祭りが行われた小出川は、人々の暮らしに関わる重要な河川として国が定める「一級河川」である。かつては生い茂る雑草や不法投棄により汚染が酷かった。これをきれいにするため、清掃や草刈り、あじさいなどの植栽を経て開催されるようになったのがこの遠藤あじさいまつりだ。平成12年から始まり、今年で15回を数える。


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 この日は初夏らしい青空に恵まれ、汗ばむほどの陽気。日差しを受けながら涼しげに流れる小出川の川岸では、地域の人々によって丁寧に育てられた西洋アジサイやガクアジサイ、約500株が色とりどりに咲き乱れていた。

あじさい7


あじさい1



 小出川に沿う「花とせせらぎの道」には、地域住民による模擬店が軒を連ねた。仮設の鉄板で焼いた餃子や焼きそば、暑い日にぴったりの冷たいかき氷などが販売されていた他、民家の庭では古着や中古おもちゃのガレージセールが行われていた。

 

フリマ



ジャム


お店番



 手作りのブルーベリージャムやうめジャムを販売するのは、お店番のすずちゃん。

ひょうたん



 こちらのおじいさんは、お孫さん兄弟と大小様々な手作りひょうたんを販売。



 竹とんぼや竹炭グッズを売っていたのは、竹炭の会の皆さんだ。竹炭の会は、SFC看護学部の奥にある「遠藤健康の森」にて、竹炭を通した町おこしや環境保全活動を行っている。元会長の冨田修さんは、「SFCという大学がもたらした文化と草花が織りなす自然が融合する遠藤を、あじさいまつりを通して地域の人々に楽しんでいただきたいです」と話してくれた。

あじさい5


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 遠藤あじさいまつりには、SFCの七夕祭実行委員会も協力している。道案内や模擬店の手伝いなどを通して、地域の人々との交流をはかっていた。



 午後には、節目の年を記念して神輿(みこし)も登場。暑さをふき飛ばすような威勢のよい掛け声と共に、力強く神輿を担いで周辺を練り歩いた。

神輿





 あじさいの見頃は6月下旬頃まで。授業の空き時間や帰り道に、ぜひカメラ片手に散歩を楽しんでみよう。詳細な場所は、下記リンクを参照されたい。

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