あらゆる競技を有する義塾体育会。そのなかでも世界を舞台に戦う選手たちがいる。今回はそのなかでもSFC生を中心にスポットライトを当てていきたい。

器械体操部 棟朝銀河選手(環3)

まずは器械体操部の棟朝銀河選手(環3)。6月21日(日)の日本代表最終選考会および5月17日(日)に開催された年齢別選手権大会の結果により、11月21日(土) – 30日(月)にデンマーク・オーデンセで行われる第31回世界トランポリン競技選手権大会の日本代表に選出された。第1次選考会では3位につけたものの、最終選考会では予選で11位となり、決勝に進むことができなかった。幸い第1次選考会の成績をもって日本代表に選出されたが、不満が残る結果に。しかし、その結果を糧にして、本大会ではすばらしい演技を披露してくれるはずだ。
 

学生では唯一の選出 アメフト部 李卓選手(総3)

次はアメリカンフットボール部の李卓選手(総3)。李選手は7月8日(火) – 18日(月)、アメリカ・オハイオ州、カントンにて開催される第5回IFAFアメリカンフットボール世界選手権の日本代表に選出された。今回、李選手は初の代表入りとなり、選出された45人の日本代表のなかでは唯一の学生だ。参加国は7カ国となっており、ランク3位の日本はまず、ランク1位のアメリカ合衆国、ランク4位のメキシコで構成された上位グループ(ランク2位のカナダは欠場)での戦いに臨む。
 

早慶戦でも活躍 横尾俊建選手(総4)

早慶戦も活躍をみせる野球部の横尾俊建選手(総4)。7月3日(金) – 14日(火)に韓国・光州で開催される第28回ユニバーシアード競技大会に大学野球日本代表として、横尾選手と谷田成吾選手(商4)が選出された。参加国は8カ国。日本はまず、韓国、中国、フランスの計3チームでグールプリーグに臨み、その上位2チームが決勝トーナメントに進出することになる。先の六大学野球春季リーグ戦では早稲田大学の優勝を許した義塾野球部。個人の成績でも、両選手ともに11試合に出場、横尾選手が打率2割5分、谷田選手が打率1割4分6厘と、両選手に期待されるものからはほど遠かった。春季リーグ戦の鬱憤を晴らし、秋季リーグ戦に弾みをつける意味でも、両選手の今大会での爆発を期待したい。
 

厳しい戦いが予想されるが…

戦いの舞台は世界。当然のことながら、各国の威信をかけた厳しい戦いが予想される。しかし、そんななかでも本来の力を十二分に発揮して、勝利を勝ち取ってくれるに違いない。日本代表、そしてSFC生たちの躍進を楽しみにしたい。