10日(土)、秋祭にあわせて、SFC25周年を記念した多彩なイベントが行われる。25周年記念式典を皮切りに、未来創造塾SBCの上棟式、地域の方々による餅つき、スポーツ大会などが続く。SFC CLIP編集部は、記念事業実行委員長の秋山美紀准教授に話を聞いた。

参加型イベントが目白押し タイムテーブルをチェック!

時間 会場 イベント
10:30- θ館(Ω11でも遠隔配信) 25周年記念式典
12:20- EAST街区 未来創造塾SBC(Student Build Campus) 上棟式
13:00- 福澤諭吉像前特設会場 地元の方々による餅つき
13:00- SBCパビリオン前 ガーデンレセプション(来賓のみ)
13:00- 体育館内アリーナ等 地域スポーツ大交流会
13:00- Ω11 健康シンポジウム「みんなでカラダを動かそう! -ふじさわプラス・テンの取り組み-」
14:30- Ω11 記念シンポジウム「SFCの起業家たち」
16:00- Ω11 ホームカミングデイイベント「SFC7期生、卒業15年目に15年後の日本を考える」
17:30- 生協食堂サウス ホームカミング・パーティ(卒業15年OBOGほか、対象者のみ)
19:10- SFC25周年記念打ち上げ花火
θ館 写真展「写真で振り返る湘南藤沢キャンパスの25年」

θ館で行われる記念式典は来賓向けとなっており、現役の学生はΩ11での遠隔配信を視聴することになる。

未来創造塾SBCの上棟式はθ館へ4K映像で中継される。式の最後にはサプライズがあるかも!?

地域スポーツ大交流会は地域の方々と触れ合う貴重な機会であるため、積極的に参加しよう。以下の記事も要チェック!

健康シンポジウムでは、藤沢市、義塾、藤沢市保健医療財団を中心とした取り組み、プラス・テン体操の紹介が行われる。

記念シンポジウムでは、SFCの著名な卒業生が登壇。面白法人カヤックCEOの柳澤大輔氏、株式会社マザーハウス代表取締役兼チーフデザイナーの山口絵理子氏、Spiber株式会社取締役兼執行役の関山和秀氏をゲストに招き、SFCとこれからの社会を語る。

ホームカミングデイイベントでは、SFC7期生や同世代の教員、当時からの教員らが集まり、「卒業15年目に15年後の日本を考える」というテーマで議論が交わされる。学生の参加も可能だ。詳しくは以下の記事をご覧いただきたい。

秋祭恒例の打ち上げ花火は、初日のSFC25周年記念とあわせて2夜連続で行われる。

「SFC25年の軌跡を感じ取って」実行委員長 秋山美紀准教授

SFC CLIP編集部は、SFC25周年記念事業実行委員会の秋山美紀実行委員長(環境情報学部准教授)に話を聞いた。

秋山准教授は義塾出身(法学部政治学科) 博士をSFCで取得 秋山准教授は義塾出身(法学部政治学科) 博士をSFCで取得

—— 今回の記念イベントの経緯を教えてください。

20周年(2010年)を盛大に祝ったのに、また25周年を記念して企画する必要があるのかという声もありました。しかし村井純先生(環境情報学部長・同教授)が、「やろう」と。そしてせっかくやるのなら、やる意味があるような催しにしようと決めました。SFCの25歳の誕生日を祝うイベントですから、堅苦しいものではなく、皆さんに楽しんでもらえるようなイベントを揃えています。

—— なぜ、秋祭と同時開催になったのでしょうか?

秋祭は多くの方がキャンパスに足を運んでくれるイベントです。キャンパスの主役である学生が中心となって開催されるイベントであり、その姿を多くの人に見てほしいという思いがあります。

厳密には4月で25周年ですが、その時期にイベントを開催しても、現役の学生、特に新しい環境に慣れない新入生は来にくいですよね。そこで、キャンパスにも慣れた9月であれば現役の学生も参加しやすいのではないか、ということも踏まえてこの時期になりました。

—— 今回、地域の方とふれあう場が多く設けられていますね。

SFCが遠藤に根を下ろしてやってこられたのは、ひとえに地元の方々のおかげです。25周年を機に改めて地元の方々とふれあい、一緒に25周年を祝おうという思いをそれぞれの企画に込めました。

—— これほど多彩な企画を揃えるのは大変だったと思います。

そうですね。例えば、未来創造塾SBCの上棟式の様子をθ館に4K映像で中継しますが、まだ総環エリアと未来創造塾エリアを物理的に繋げるケーブルのようなものがなく、専門の中継車もない現状では、非常に難しい企画なんです。今回の記念イベントの数々は、一つひとつがSFCだからこそチャレンジできるものとなっています。忘れてはいけないのは、こうした大きなチャレンジの裏側には、それを支える方々の大きな努力があるということです。

—— SFCの学生にはどのような気持ちで参加してほしいですか?

まずは、SFCの25歳のお誕生会を楽しんでほしい。その上で、先人たち、先輩たちがどのような思いでこのキャンパスをつくってきたのかということを感じ取ってほしいです。

—— 秋山先生自身の今回の企画にかける思いをお聞かせください

来てくださった方々に何らかの形で「楽しかった」と思ってもらえたらうれしいです。同時に、自分たちが「やってよかった」と思えるようなイベントにしたいと思っています。

—— 秋山准教授が義塾法学部を卒業されてからちょうど25年近くが経ちますが、自身の経験から今のSFCの学生に対してメッセージをお願いします。

ものごとはその時々で移り変わり、今は25年先のことは見えないかもしれません。しかし、このSFCで得た人脈、経験といったものは皆さんを必ず助けてくれることになると思いますよ。

普段、目の前に当たり前のようにあるSFC。当たり前のようにある学生生活。しかし、それらはこの25年間の多くの人たちの想いと努力、チャレンジの上で成り立っていることを忘れていはいけない。この機会にSFCの25年間を振り返り、これからのSFCを考えていこう。

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