現在公開中である劇場版アニメ映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の舞台となっている藤沢市では、観光協会と企業とが協力し聖地巡礼の推進活動を行っている。江の島や藤沢駅周辺など、舞台となった場所をスマホアプリを使いながら巡るデジタルスタンプラリーや、当地でしか買えない限定グッズの販売などがその活動の一環となる。ぜひこの機会に聖地を巡ってみてはいかがだろうか。

「青春ブタ野郎」シリーズとは

「青春ブタ野郎」シリーズは、KADOKAWAから刊行されている鴨志田一によるライトノベルの作品シリーズ。2018年10月までに9巻刊行され、累計発行部数150万部を突破する大人気作品だ。2018年にテレビアニメが放映され、映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」が6月15日(土)より公開され大ヒット上映中である。
本シリーズは、「他人から認知されない」「同じ日を何度も繰り返す」などといったオカルト現象を起こしてしまう「思春期症候群」にかかってしまったヒロインたちの悩みを、本作の主人公・梓川咲太が解決に向けて奔走するといった内容の青春SFラブコメディである。

藤沢市の景勝地が舞台に

この物語の舞台となっているのが主に神奈川県藤沢市、鎌倉市だ。「江の島」「七里ヶ浜」など地元の人間でなくとも知っているような観光地も含めた様々な所で物語が繰り広げられており、「江ノ電」などの交通機関まで劇中では見事に再現されている。
このエリアには例えば、咲太と最初のシリーズのヒロインである桜島麻衣とが出会う「藤沢市総合市民図書館」や、咲太がよく使う「藤沢駅」、今回の映画のヒロインでもある牧之原翔子と咲太の思い出の場所「七里ヶ浜」など、挙げればきりがないほどのスポットが密集している。

限定商品のスマホスタンド 備わる超便利機能とは

地域限定販売のMSG商品一覧 地域限定販売のMSG商品一覧

藤沢市観光協会が主体となってスマホスタンドを販売することが決まった。「青春ブタ野郎」シリーズに登場する6人の女性キャラクターがそれぞれデザインされており、それぞれ2,000円(税込)で販売される。スマホスタンドはMSG(マグネットスタンド&グリップ)という新しいデザインで作られており、従来のスマホスタンドに比べて便利な点がいくつか備わっている。

MSGに備わる画期的機能

スマホの裏に密着しペラペラしない スマホの裏に密着しペラペラしない

MSGはスマホやスマホケースの上部に装着して取り扱うものだ。装着後は、ワンタッチで「縦画面スタンド」と「横画面スタンド」、手で安定して持つことができる「ハンドグリップ」の形態に変形する。デザイン上、変形する前はスマホの裏にピタッとくっつくようになっており、ペラペラして邪魔にならない上にかさばらない。リング状のものだと机に置くとバランスが崩れカタカタすることもあるが、そのような心配もない。薄いからスタンドとして使ったときにバランスが取れないのでは?と思う方もいるかもしれないが、素材はしっかりしていて安定性がかなり高く、ストレスなく操作できる。また、マグネットを用いているもののスマホの機能を阻害しない設計となっているので安心して利用できる。

現地でしか手に入らない大人気商品

変形すればスタンドに 変形すればスタンドに

この「青春ブタ野郎」シリーズの6種類のMSG商品は、昨年末に「藤沢市観光センター」限定で販売開始したものの、すぐに売り切れが続出した大人気商品だ。しかし映画の公開を受けて、7月上旬より再び売り出すことが決まった。現在この商品を取り扱っているのは、湘南台駅西口の「Bookプラザ文華堂」と藤沢駅北口の「文華堂」のみであるが、随時販売箇所を増やしていく予定だ。今後もネットでの販売を行う予定はないので、現地に直接行って手に入れよう。湘南台駅近くにはアニメの舞台にもなった「藤沢市総合市民図書館」もある。ついでに訪れてみてはいかがだろうか。

最後に

大人気作品「青春ブタ野郎」シリーズの舞台となった藤沢市では、以上のような取り組みが行われており、聖地巡礼にかなり力を入れている。アニメにも描かれた藤沢の景色を見るため、この夏、訪れてみてはいかがだろうか。

関連ページ