11日(火)、学生ラウンジ(SUBWAY)にて学生団体SFCeedが主催する新入生歓迎パーティーが開かれた。SUBWAYでの貸し切りパーティーは初めて。


 小雨が降る中、事前登録をすませた50名近くの新入生がSUBWAYに集まった。あらかじめ用意された名刺を受け取ると、さっそく名刺を交換し合い新入生同士で親睦を深めた。名刺は当日のみならず後日も利用できるだけの枚数が用意され、参加者の一人は「デザインもいいし、さっそく明日からも使いたい」とコメントした。

主催団体からの挨拶が終わるとゲストである冨田勝環境情報学部長の挨拶が始まった。冨田学部長が「楽しそうにやっていて結果を出すのが慶應ボーイ、慶應ガール」と言うと、環境情報学部教授である原淳二郎教授も「仕事だって楽しまないと面白くない。勉強だって楽しんじゃえ」と相づちを打った。さらに同教授は「2004年4月から教鞭をとり1年間SFC生を見てきたが、真面目だが専門がないように見えた。これだけは人に負けないという何かを掴んで卒業してもらいたい」と続けた。これに対し冨田学部長は「SFCの研究は他大学で言えば大学院並みです。ものすごい高度な専門性が身に付きますので、みなさんには必ず研究会と卒業制作を履修して欲しい」と応えた。
 その後、パーティーのメインである体験グルワへとパーティーは進められた。与えられた課題は「SFCらしさを一言で表すと何か」というもの。各グループはアドバイザーを交えながら楽しく論議を進め、特に冨田学部長が加わったグループではSFCに対する熱い議論が交わされた。30分という短い時間ではあったが、各グループからは「秘境」、「湘南藤沢キャンパス」、「メタファー」、「両極端」など個性に富んだ回答が寄せられた。

体験グルワが終わるとフリータイムとなり、主催団体のスタッフに履修相談や学生生活について聞く新入生が多く見られた。また冨田学部長や原教授と話を弾ませる新入生も見られた。後半はSFC CLIPの公開インタビューが行われた。原教授は、今後SFC生としてどのような情報を発信をしていけば良いのかという問いに対し「ブログユーザーは増えているが、評判が悪くなってきている。ブログがネット社会を変えるのは間違いない。みなさんには表現の自由があり、何を発信しても構わない。しかし品位のある表現をしてもらいたい。そうすることでコミュニケーションが生まれる」と答えた。
 冨田学部長は今後SFCにどうなって欲しいか、そしてどうしたいかという問いに「もっと世の中に知って欲しい。SFCの教育・研究内容は某国立大学の数倍上をいっています。そのことを世の中の人に知らしめるべきです。それが私の仕事でもあり、みなさんの仕事でもあります」と答えた。

パーティーの最後にはゲーム大会が行われ、主催団体から東京ディズニーランドペアチケット等の豪華な景品が用意された。また、最後にSUBWAYからクッキー引換券が参加者全員にプレゼントされ、パーティーは大盛況のうちに終了した。

主催団体であるSFCeedは今回の成功を受け、来年度も引き続きWelcome Nightを企画する予定だという。普段は静かなSFCの夜に、一際賑わいを見せたイベントとなった。