4月1日から、義塾では「助教授」に代わり「准教授」が登場する。これは4月の学校教育法の改正により、大学における教員組織が再編成されるため。


 これまでの学校教育法では、専門高等学校への校長、教授、助教授、助手の設置が義務付けられていたが、今回の改正で、新たに校長、教授、准教授、助教、助手の設置が義務付けられる。
 改正前の法には「助教授は、教授の職務を助ける」との記述があり、助教授が教授を補佐する、従属的な関係が成り立っていた。そのため、教授の補佐に時間が割かれてしまい、研究上の実績を残しにくいなどの問題があった。しかし、准教授には「学生を教授し、その研究を指導し、又は研究に従事する」という、教授と同等の職務が与えられており、従属的な関係ではなくなっている。
 
 また、助手に関しても変更が加えられた。従来の助手は、研究補佐と事務作業の両方を行っていることもあり、職務内容が曖昧だった。だが、今回の改正で、研究・教育を専門に行う「助教」と、事務作業を行う「助手」に分けられた。