2010年度春学期より、新たに5人の教員による研究会が新設されることが分かった。まちづくりやメディア、政治外交など幅広い分野にわたる。


■倉林修一研究会「アクティブ・マルチメディア情報配信・可視化環境の研究開発」
 アクティブ・マルチメディア・データベースに関するコア・システムの設計・構築だけでなく、新しいマルチメディアデータの分析手法の設計・構築、新しいWebサービスの設計・構築、実問題解決のためのアプリケーションの設計・構築に取り組む。履修希望者が受け入れ人数を超えた場合には選考を行う。
■島田美和研究会「中国近現代史研究」「中国近現代政治史研究」
 中国近現代史に関わる文献を講読することを通じて、今後の日中相互理解の土台となる中国への歴史的理解を深めることを目的とする研究会「中国近現代史研究」。もうひとつは現代中国政治をめぐる諸問題を歴史的な角度から理解するために中国政治の特質について検討を行う研究会「中国近現代政治史研究」。両研究会とも中国語文献を取り扱う場合もあるので、中国語文献を読む能力があることが望ましい。履修希望者が受け入れ人数を超えた場合には初回授業に面接を行う。
■丹治三則研究会「環境安全保障研究会」
 生態系から得られるサービスに焦点をあて、省エネ技術や自然エネルギー開発などの技術システムの設計、環境資源を保全・活用するための費用負担メカニズム等の社会システム作り等を検討する。 履修希望者が受け入れ人数を超えた場合には履修希望理由または研究計画の内容による選考と面接によって判定する。
■中島直人研究会「Our Urbanisms/Our Places-都市計画・都市デザインの基礎研究」「まちづくりの現場に出る-地域主導まちづくり活動の支援・実践型研究-」
 都市計画や都市デザインで社会への貢献を目指す研究会と、まちづくりの現場を実際に目にして地域主導の活動を支援する研究会の2つが開講される。両研究会とも履修希望者が予定受け入れ人数を超えた場合には履修希望書による選考が行われる。
■廣瀬陽子研究会「地域研究とアカデミック・ディシプリンの対話と融合の模索」
 地域研究を地域研究だけで完結させず、それをもっと広いアカデミックな文脈で活かせるようにし、他地域の専門家や他のディシプリンの研究者などとの対話を可能にして、学術的な貢献ができるようにしていくことを目標としている。履修条件としては廣瀬氏の講義を受講していること、廣瀬氏の著作を読んでいることが望ましい。履修希望者が受け入れ人数が超えた場合には履修希望書による選考が行われる。