7月2日(土)、SFCの夏を彩る七夕祭が開催される。今年で22回目を数える七夕祭のみどころについて、七夕祭実行委員会代表の山口太郎(総2)さんにお話を伺った。

代表の山口さん

「夏の玉手箱」というコンセプトに込められた思いとは

このコンセプトを決めるのには凄く時間をかけました。まずは全員が七夕祭をどういったものにしたいのか、というところから話は始まりました。そして見えてきたのが「楽しませる側でありたい」という委員達の思い。玉手箱の「あける瞬間のドキドキ感」を、来場者すべての方に味わっていただきたいです。

七夕祭ロゴ

ロゴでは「夏の玉手箱」の「玉手箱」を表現していて、「七夕」の文字も組み込まれています。

今年のみどころを教えてください。

みどころは学校を彩る装飾です。今年の装飾テーマは、コンセプトの夏の玉手箱とあわせて「竜宮城」。例年、装飾は主に1年生の実行委員が担当することになっているのですが、今年は5月はじまりの影響をもろに受け、すこし準備が遅れています。でも1年生の実行委員も新歓期から素早く仕事モードに移って、バリバリ働いてくれています。

今年のおすすめ企画を教えてください。

今年は東日本大震災の発生で自粛ムードが高まるなかでの開催なので、節電が大きなキーワードになっています。
 そこで電気を使わない、涼しげな企画をたてています。「水でっぽう企画」では竹の水でっぽうを貸し出し、河童に扮した実行委員も登場します。また浴衣姿の実行委員が水をまく「打ち水企画」も予定しています。
 例年行われている花火も今年はひと味違ったものになっています。今年は打ち上げる花火とは別に、地域の方から頂いたメッセージを地上の花火で表します。遠藤地方SFCを盛り上げるメッセージが寄せられています。

地域とはどんな関わりがあるのでしょうか

遠藤三大まつりともいわれている、竹炭まつり、あじさいまつり、彼岸花まつりに出店したり、運営のお手伝いをさせて頂いたりしています。毎回あらかじめ何をやると決まっているのではなく、「このテント使って何か企画をやってほしい」などの指示を頂いてから行動しました。七夕祭も地域のおまつりとして認識していただいているので地域の経営会議などにも呼んで頂いています。

最後に、意気込みをお願いします

最初にお話ししたコンセプトは震災前から決まっていたのですが、震災後、来場された方を楽しませたいという思いがいっそう強くなりました。震災から立ち直れるような、元気になれるようなお祭りにしたいです。

活動風景