スマートフォンが普及し、SFCに限らずiPhoneの所持率はどんどん上がってきている。しかし、iPhoneカバーは種類が限られているのが現状だ。そこに着目し、作品発表の機会に恵まれないアーティストへチャンスを与えようとするプロジェクトがある。國領二郎研究会の「ART JAQUET」サービスだ。今回、SFC CLIPはこのプロジェクトを立ち上げた池田俊さん(総4)にお話を伺った。

(無題)池田俊さん(総4)

誰とも一緒でないオンリーワンのiPhoneデザインを

–「ART JAQUET」とはどのようなプロジェクト・サービスなのですか?

「ART JAQUET」サービスは世界に1つだけのiPhoneスキンシールを作るサービスです。
きっと、多くの人が自分のモバイル端末をお洒落にしたい、誰ともかぶらない個性的なデザインにしたいと考えていると思います。また、その一方で多くの画家や写真家といったアーティストは、自分の作品を世の中へ送りたい、という思いがあります。
この双方の需要を満たすために考えたのが「ART JAQEUT」サービスです。まず、アーティストに「ART JAQEUT」のウェブサイトへ作品を登録していただきます。ユーザーには、その中から自分のiPhoneに貼りたい作品を選んでいただきます。そして、選んだ画像の中で好きな位置、場所を選んでスキンシールにすることができます。これで誰ともかぶらないスキンシールの完成です。
スキンシールは1枚1499円ですが、最初の100枚は999円にて発売します。すでに30枚ほど販売しております。

作品が人の目に触れる機会を

–どうしてこのようなサービスを始めようと思ったのですか?

日本は世界で1番アーティストの数が多いと言われています。しかし、自分の作品が売れることは少ないのが現状です。作品が売れることがあってもそれが継続せず、実際に作品の売上のみで生計を立てている画家は50人程度だといわれています。
私自身も幼少の頃から絵を描き続けて、現在もアマチュアの画家として活動しており、日本において自分の作品を世に広める機会が少ないことを日々実感してきました。
どのアーティストも面白い、素晴らしい作品を描けるのですが、一般の方の目に触れる機会が無いのです。どうにかして、一般の人にアーティストの作品を届ける方法がないか、安価でも定期的にアーティストに売上収入があるマーケットがつくれないかと考えていました。
そこで目にとまったのがiPhoneの裏側です。「iPhoneの裏側ってもっとオシャレにならないのかな」とひらめきました。そして、ここにアーティストの作品を付けることができたらアーティストの作品を広める手段になると考え、このプロジェクトが始まりました。

(無題)iPhoneとスキンシール

このプロジェクトで作品がスキンシールとして売れたアーティストには、1枚あたり200円をロイヤリティとして還元します。

今後の見通し

–生産はいつ頃から始まるのですか?

早ければ今月末、遅くても来月中旬にはオンラインでスキンシールをオーダーできるような体制を整えます。オンラインで注文いただいてから、外注して郵送でお送りするという流れになります。しばらくは月2回の生産を考えています。

(無題)すでに作られたスキンシール

今、「ART JAQEUT」にアーティストとして登録していただける方を探しています。作品を作られている方なら、その立場は問いません。美大生、セミプロ、プロ、どのような方でも無料で登録することができ、その作品はユーザーの手元に届く可能性があります。ちなみに、SFCからは七夕祭ポスターなどで活躍したイラストレーター、chamooiさんが参加予定です。すでに作品を提供していただいております。

(無題)

現在はiPhoneだけですが、ゆくゆくはiPad、Mac bookと拡大していきたいと思います。

サービスに賭ける熱い思い

自身も絵を書く池田さんだからこそ考えついたこのサービス。アーティストに自分の作品を世の中へ出す機会を、と語る池田さんの言葉には熱い思いが感じられた。iPhoneに自分だけのデザインを施すことで、アーティストと出会うことができるこのサービス。このサービスから新しいアーティストが誕生することを期待したい。

(無題)スキンシールを貼りつけたiPhone

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