10日(土)・11日(日)第24回秋祭が開催され、ミスSFCにエントリーNo.2 荒木毬菜さん(環4)、ミスターSFCにエントリーNo.3 加藤陸さん(環1)が選出された。

また、準ミスSFCにエントリーNo.3 宮崎玲衣さん(総3)、準ミスターSFCにエントリーNo.4 橋本登希男さん(環3)が選出された。

SFC CLIP編集部では、秋祭2日間にわたるコンテストの様子を取材。ミス・ミスターSFCグランプリのお二方の独占インタビューもお届けする。

1日目・ワクワクPRステージ!

秋祭1日目はミス・ミスターSFCコンテストのPRステージ。候補者はみな笑顔で、かつ堂々とした振る舞いをしていて終始自ら楽しんでいるようにみられた。

ミスSFC候補者によるファッションのPR ミスSFC候補者によるファッションのPR

まず初めはミスSFCの候補者が登場し、自己紹介とともに当日のファッションについてアピール。秋を意識したコーディネートを工夫しているようだ。続けて、デートの待ち合わせに着いたときの状況を仮定した一言を演じ、さっそく会場を温めた。
ミスSFC候補者によるワード連想クイズ ミスSFC候補者によるワード連想クイズ

PRステージではワード連想クイズや一筆書きリレーが行われた。和気あいあいと可愛らしい様子で観客の心をガッチリとつかむ場面もあれば、思わぬ知性の一面が垣間見える場面もあり、会場は大盛り上がりであった。

ミスターSFC候補者によるPR ミスターSFC候補者によるPR

次にミスターSFCの候補者が登場。自己紹介のあと、手押し相撲、叩いてかぶってじゃんけんぽん、風船割り対決が行われた。前2種目は加藤さんが2連覇し、後1種目はエントリーNo.1 井上寛規さん(環2)が優勝した。いずれも迫力のある対決を披露してくれた。

膠着状態が続くなど、盛り上がりを見せた 膠着状態が続くなど、盛り上がりを見せた

最後にミス・ミスターSFC候補者たちは同じエントリーナンバー同士でチームを組んで○×クイズに挑戦した。勝利をつかんたのだのはエントリーNo.3の加藤さん、宮崎さんペアだったが、どのペアも和やかで楽しそうな雰囲気だった。

2日目 ドキドキの結果発表!

秋祭2日目(11日)は、θ館でミス・ミスターSFCコンテストの結果発表が行われた。会場後ろの扉から登場し、真っ白なタキシード姿のミスターSFC候補者がウェディングドレスに身を包んだミスSFC候補者を壇上までエスコート。観客の温かい眼差しと盛大な拍手に後押しされた。

候補者が一人一言ずつ所感を述べ、PVを流したのち結果発表に移った。

準ミスターSFCに橋本さん、準ミスSFCに宮崎さんが選ばれたのち、いよいよグランプリ受賞者の名前が呼ばれる。まず加藤さんに、次に荒木さんにスポットライトが照らされた。会場は瞬く間に沸き立ち、拍手喝采。受賞者にはトロフィーと副賞が贈られた。

ミスターSFCに選ばれた加藤さんは、冷静な様子で「この賞は自分だけのものではなく、ひとえに応援してくださったクラスやサークルの友だち、仲間おかげです。本当にその支えが自分のなかで大きいものとなりました。その恩を少しずつ返していきたい」と感謝の気持ちとともに喜びを述べた。

喜びを隠しきれない様子で、満面の笑みを見せた 喜びを隠しきれない様子で、満面の笑みを見せた

ミスSFCに選ばれた荒木さんは、「本当に本当にありがとうございます。ずっとみなさんが応援してくださったんだなと実感しています」と話したあと、この日のために練習していたという曲を披露。誤って2番から歌ってしまうというトラブルはあったものの堂々と歌いきり、会場をその美声で魅了した。

喜びを噛み締めるように、言葉を紡いだ 喜びを噛み締めるように、言葉を紡いだ

会場いっぱいに響き渡る拍手で候補者たちは見送られ、コンテストは幕を閉じた。

熱気冷めやらぬミス・ミスターSFCに独占インタビュー!

結果発表の直後、ミスターSFCの加藤さんとミスSFCの荒木さんは、SFC CLIP編集部のインタビューに応じてくれた。

—— 改めておめでとうございます! 今の率直な気持ちを聞かせてください。

加藤さん:

素直にうれしいです。でも、それよりも僕を応援してくださったSFCの同期や先輩、家族、地元の友だちに感謝しています。自分は自分がやりたいことをただやりたいようにやっていただけなのに、応援してくださいました。本当に、自分は恵まれた環境にいると感じました。

荒木さん:

全部終わってから泣きたかったので途中では泣かないようにしていました。でも、名前を呼ばれたときに何が起こったのかわからず、実感がなくて泣けなかったんです。お世話になった方々に恩返しができたと思うのでとてもうれしいです。

—— 今、一番誰に受賞を伝えたいですか?

加藤さん:

先輩や家族、クラスの友だちや地元の友だちみんなにお世話になったので一人に絞るということはできないです。特に兄弟や地元の友だちは、僕はミスターコンテストに出るようなキャラじゃないので、いつも気をかけてLINEをくれました。

荒木さん

昨年のミスSFCファイナリストの横山由佳さん(当時環4)に推薦していただいてコンテストに出たので、その恩返しとしての報告をしたいです。でも、やっぱり私も一人に決めることはできず、お世話になった皆様全員に報告をしたいです!

—— 感謝いっぱいの気持ちが伝わってきます。コンテストを通じて一番印象に残っていることは何ですか?

加藤さん:

僕が一番年下ということもあって、ほかの候補者の先輩方がとても優しく温かく接してくれたことです。あと、みんな違うタイプの人間なので、いろいろな人と関わりを持てたこともとても良かったです。
 

荒木さん:

当然、周りの皆様が応援してくれたということが私にとって一番印象深いのですが、そのほかであれば、7月にまでさかのぼります。七夕祭の直前に私の準備不足で下駄が用意できずに困っていました。そんなとき、エントリーNo.5 石橋里紗さん(環3)が躊躇なしに下駄を貸してくださいました。もし自分だったらライバルを進んで助けるようなことができただろうかと思い、その人間性に感動しました。

—— いろんなドラマがあったんですね。反対に一番大変だったことは何ですか?

加藤さん:

ないです!

荒木さん:

自分を発信してアピールするために、毎日自分と向き合わなければならなかったのが一番大変でした。SNSでの反応が自分の知り合いの数を上回ったときは落ち着きませんでした。もちろんたくさんの方が応援してくださるのはうれしいですが、SNSで自分が嫌な感じになってないだろうか、偉ぶってないだろうかと気にしてしまうんです。写真などの加工も、あるとき友だちに「らしくない」という声をもらってからは、それもやめるようにしました。

—— なるほど、荒木さんはSNSでの自己発信への戸惑いが大きかったんですね。コンテストにおいて、ほかの候補者とはどんな関係なのでしょうか?

加藤さん:

繰り返しになりますが、とても可愛がってもらえました。優しく温かくて、ライバルですがみなさん大好きです!

荒木さん:

初めから「ライバル」という意識はありました。でも、最高学年だからといってみんなと距離をつくりたくなかったんです。バチバチするのではなく、楽しいことも辛いことも共有して体験をともにできたと思います。

—— ライバルもともに戦う良き仲間なのですね。お二方は、ズバリ将来はどんな風になりたいですか?

加藤さん:

人間的に成長したいです。そもそも、生きていくなかでさまざまな価値観に触れてみたいという思いでSFCに入りました。あとは決めたことに責任を持って、有言実行ができるようになりたいです。

荒木さん:

私には一つポリシーがあります。それは、「明日も誰かが生きようと思ってくれる」ような生き方をすることです。常にカラ元気でいるというわけでなくて、個人対個人の関係まで落とし込み、一緒に喜怒哀楽を共有し、「会って元気が出た」と言ってもらえるような人間になりたい。そのためのツールとして歌を選んだんです。

—— ありがとうございました!

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