慶應義塾生活協同組合(以下、生協)藤沢店にて、ペットボトル飲料の販売が開始された。生協側は、今回の販売拡大の理由を「ペットボトルのゴミを回収する業者を生協が手配することで、販売のための環境が整ったため」と説明している。


 上記の経緯には、最近全国の大学生協でキャンパスにおけるゴミ問題に取り組む動きが活発になってきたことが挙げられる。たとえば日吉キャンパスでは、以前から生協がペットボトル飲料を販売、他の食堂運営業者などと共にその処理費用を分担し、リサイクルを行ってきた。そこで、SFCでもペットボトルのリサイクルに責任を持つことを生協から事務室に説明、販売を開始する運びと なった。
 また、生協食堂が22日(火)よりオープンすることも関係している。以前食堂 を運営していたエームサービスではペットボトル飲料を販売していたので、生協食堂になってから販売を停止することで、利用者からの不満が出るおそれがあった。そこで生協食堂での販売を決めるとともに生協店舗でも販売に踏み切ったのである。
 ペットボトルのゴミを処理する際には、学生がコンビニなどで買ったペットボトルについても、結果的に生協が費用を負担する形になる。「ただ、生協がペットボトル飲料を販売することで確実にゴミは増加するため、その処理に対 して責任を持つようにしました」と、生協藤沢店の一瀬店長は語る。
 これまではミネラルウォーター以外のペットボトル飲料は販売されていなかったため、利用者から生協店舗に多くの要望が寄せられていたが、その要望がこれによって実現したこととなる。

生協店舗でのペットボトル飲料販売の様子