前回の掲載から約1ヶ月。世界一周写真撮影紀行中だった蓮村俊彰さん(環3)は、ある事情で急きょ一時帰国していた。現在は旅を再開している彼から届いた便りを紹介する。

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　お久しぶりです。SFCの皆様。190cmこと蓮村俊彰です。ほら、あの、世界一周しながら写真を10万枚撮るとか言って、起業して、経費で旅行していた、身長が190cmある4年生(休学中)です。
　腎臓結石をイランで発病し、イランの病院を駆け巡り、日本に緊急一時帰国すると言う、中々出来ない経験を積みました。
　英語の通じない大病院でペルシャ語でまくし立てられ、わけのわからない注射、点滴等々されつつ、しかし注射針が新品かだけはチェックしてましたよ!
　海外で痛くて動けないような病気になると、肝が据わりますね。激痛でしたが、重病じゃなくて良かったです。
　乱闘、逮捕、連行、軟禁、病院送りと益々人生の豊かさを謳歌している今日この頃です。この1年は10年分のインパクトがあります。しかも停戦も怪しい戦場に行ったりしたので我が家は夏の乱でした。
　こんな事書いていると、海外旅行、特にバックパッカー紛いのチーププライス・ハイリスクな旅は結構簡単で楽勝だと勘違いしてしまうSFC生もいるかもしれませんね。
　面白おかしく書くのが我が使命なので、半端無く辛かった事や本当に死にそうになった話なんかもギャグにするか、無かった事にしてますけど、実際運が悪ければ明日のライブドアニュースの三行記事ですよ。
　こんな私でもトラウマ的事件が全く無かったわけではありませんしねぇ。
　なんでこんな重い話かと言いますと、インドに行った慶應生が行方不明らしいですね。ご無事をお祈りします。SFC-CLIPを読んで知りました。
　今年の9月4日に入国、帰国は24日の予定だったとか。まだ見つかってないそうです。インドの警察が捜索中らしいですね。インドの警察の捜索を日本警察のレベルで考えるととんでも無い事になると思いますが、見つかることを祈ってます。
　インドは割りと大学生に人気の旅行先かと思いますが、かなり危ない場所です。行く人は肝に銘じてください。とりあえず騙してきます。インド人は勿論、現地に長期滞在している日本人ヒッピーにも要注意です。本当ですよ。危ないですからね。
　イスタンブールでは成蹊大学の4年生が行方不明になってました。この人はもうかれこれ半年以上行方不明なはずなので、ちょっと危ないです。
　他にも、ガテマラやメキシコなんかで行方不明の日本人の張り紙はよく見かけました。
　ボリビアではピストル強盗にあって身包みはがされた日本人に会いました。
　ようするに、そういう事なんですよ。まあ、そういう事です。
　同期生で無事卒業できる方々、卒業旅行の予定を練っていると思いますけど、気をつけてくださいね。飛行機が落ちた!とかは仕方ないですけど(これも会社を選べばかなり避けられますが)、危ないあんな事、こんな事はガイドブックや外務省発行の「海外旅行虎の巻」とか読んでおけば結構逃げられます。
冬休み、どっかで会えたら会いましょう-☆
　結局病気療養という事で、1ヶ月弱、カメラの整備も兼ねて日本に滞在しました。SFCにも２回行きました。リハビリと言う名の体育聴講でバスケット等しつつ、友人達に会いに。
　そんなわけで今はチベットはラサにいます。成田から四川省の省都、成都へ。そこで入域許可を取得し(必要なんです)チベットへ。
　中国は外国人立ち入り禁止の区域が沢山あったり、特別な通行証を必要としたり、中々どうしてやっぱり違う国です。
　チベットに関して、少なくともチベタンの意識としては「侵略されている」って事になりますしね。
　しかし、まあ、政治的な話はそっち方面が専門のSFC生が沢山いるはずですので、頼もしきそれらの方々にお任せします。
　ラサは標高3600ｍとかで、富士山並みです。寒いし、空気が薄いですが、私はこういうところが大好きなので苦になりません。
　嗚呼懐かしきクスコの空気にも似た酸欠の空ってとこでしょうか。空は真っ青です。
　ガンガンBLOGを更新していきたいと思います。少なくともラサに関してはNETがあるので、乞うご期待です!
チベットのあとはネパールに行く予定です。予定は未定ですが、行きたいと思います。
BLOGはこちら
http://ekul.jp/
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