14日(水)から17日(土)、安村研とお茶の水女子大学の椎尾研が共同で「カフェ展」が開催した。カフェにちなんだ作品の数々による「おもてなし」の体験を、来場者が振舞われたコーヒー片手に楽しんだ。

カフェ展

会場は渋谷駅新南口に程近いギャラリーの1階で、明治通りを行く人々が覗き込む姿も見られた。カフェに模したテーブルがいくつも配置され、見知らぬ人同士がテーブルを囲み作品を楽しむという独特の雰囲気が漂った。

カフェ展

展示されたのは、離れたテーブルで照明や音楽といった雰囲気が共有できる「SyncCafe」、コーヒーの染みのような感覚でイラストが描ける「Caffe MacchiARTo」、ソーサーに応じた情報が表示されるテーブル「ニュースSaucer」など9作品。いずれも情報技術が駆使されており、17-18世紀イギリスのコーヒーハウスでの盛んな情報交換を意識した、新たなインタラクションデザインの可能性を探求したもの。

カフェ展

また、会場では期間中3回に渡ってトークセッションも開催され、安村通晃環境情報学部教授らがカフェの中に設けられた舞台に登場。この時ばかりは、カフェらしからぬ立ち見客も出る盛況ぶりだった。

カフェ展