政策・メディア研究科に元NTTドコモ執行役員の夏野剛氏が、また総合政策学部に前外務省事務次官の谷内正太郎氏が、それぞれ特別招聘教授として着任した。


 夏野氏は97年NTTドコモ入社後、携帯電話向けWEBサービス「iモード」の開発及び普及に携わった。今年4月末の退社まで、同社のサービス並びにケータイ文化を発展させた立役者として知られている。なお夏野氏は昨年6月、「インターネット」(村井純常任理事担当)にゲストスピーカーとして登壇し、一足早くSFCで講義を行っている。
 谷内氏は外務省事務次官として今年の1月まで活躍。総合政策学部と同時にシステムデザイン・マネジメント研究科にも特別招聘教授として着任した。また夏野氏と同じく、谷内氏も昨年4月「総合政策学の創造」(阿川尚之総合政策学部教授担当)にて、特別招聘講師として講演を行っている。
【夏野剛氏・略歴】
1965年神奈川県出身。
早稲田大学政治経済学部卒業後、1988年東京ガスに入社。1997年NTTドコモ入社、2005年同社執行役員に就任。2008年4月同社を退社。
【谷内正太郎氏・略歴】
1944年石川県出身。
東京大学大学院法学政治研究科修了。1969年外務省に入省。在ロサンゼルス日本国総領事館総領事、総合外交政策局長などを経て、2002年10月官房副長官補。2008年1月外務省を退官。