気づけば秋学期も終わりが近づき4年生の先輩方の卒業の時期近づいてきました。先輩方が卒業する前に4年間のお話を聞きたいとい人は多いのではいのでしょうか? 今回の男前CLIPでは深谷哲史さん(環4)をご紹介いたします。深谷さんは武田圭史研究会と村井純研究会に所属する情報系男子です。彼がSFCで送った4年間に迫ります。

— SFCではどのような研究をしているのですか?



 データサイエンスという分野の自然言語処理を研究しています。自然言語処理とは人間の言葉をコンピューターが理解できるように変換する技術です。今は、自然言語処理とデータ分析を用いて、Twitterのツイート情報から列車運行の異常を検知するプログラムを開発しています。


[男前]深谷さん1

深谷哲史さん(環4)

— データサイエンスをやっている研究室は他にもある中で、どうして武田研に入ることを決めたのですか?


 もともとSNSを作りたいと思っていたこともあって、WEB関連のことに興味があり、2年生の春から武田圭史研究会に入りました。その中で武田先生に「ビッグデータ面白いんじゃない?」と言われて、データサイエンスをはじめました。

— 大学生活を振り返って、どのような4年間でしたか?


 IT系の勉強をたくさんした4年間でしたね。他の大学って、1・2年生の間は一般教養を勉強する期間で、研究会に入れなかったりするじゃないですか。でもSFCでは1年生の春から研究会に所属して研究をすることができる。就活などの時に、他の大学の院生と一緒に仕事をする機会などもありましたが、技術力で劣っていると感じたことはないです。SFCの特有の履修スタイルのおかげで、早い段階から技術力を磨けたからだと思います。

 その反面、もっとIT系以外の勉強をしておけばよかったとも思います。デザインがもう少しできれば、アプリやサービスを自分で全部作り上げることができますし。PhotoshopやIllustraterなど、もっと使えるようになっておきたかったと感じています。

[男前]深谷さん2


— 4年間で楽しかったことはなんですか?


 サークルが楽しかったですね。NaDaReSnowboardsというスノーボードサークルに入っています。NaDaReでは毎年「籠もり」と言って、休みの間に長期でロッジなどを借りて、ずっとスノーボードをする合宿をします。今年は越後湯沢に30日間行く予定です。今年が最後なので、楽しみたいと思います。

 その他には、学校の外でiPhoneアプリを作るバイトが楽しかったです。一つ上の先輩に誘われて「学生だけでアプリを作る」というプロジェクトに参加しました。その時点では「コンピューター基礎とプログラミング」(現在の「論理思考とプログラミング」にあたる授業)しか履修してなかったのですが、そこでパズルゲームを作ってみて、アプリ開発の楽しさに目覚めました。
 以降、その会社でのバイトを始めて、ボツになってしまったものも含めると4-5個のアプリを開発しました。ゲームアプリから子供向教育アプリなど幅広く手がけました。

[男前]深谷さん3


— 来年の春からは何をする予定ですか?


 就職します! ウェブサービスを作っている会社に就職します。会社では、新規事業の立ち上げに携わりたいと考えています。スマートフォンアプリの開発を特にやってみたいですね。

— 就職活動はどのようにされたのですか?


 エンジニア系の仕事を志望していて、「自分のやりたいこと」が明確にありました。希望に沿った就職先を探したので、5社くらいしか受けていません。
 3年生の夏にインターンもしました。インターンでは短期間で、2人組になってiPhoneアプリを開発しました。その時作ったゲームアプリが、参加者の中での最優秀賞をいただきました。その後報酬として、iPadをいただいたり、サンフランシスコへ2週間ほど企業見学に行かせていただけました。
 今は卒業論文に取り組んでいて、デルタ棟にこもって作業しています。

[男前]深谷さん4


 4年生ならではの豊富な経験談を交えた興味深いお話をたくさん聞くことができ、印象的な男前でした。皆様のまわりにこの人は! という男前はいらっしゃいませんか? 卒業を前にこの4年生にフォーカスしてほしい! というオファーをぜひぜひお待ちしております。