4月になり、今年もSFCにたくさんの新入生がやってきました。入学してから2週間が経った今、新入生たちは何を思っているのでしょうか。SFC CLIP編集部は、「SFCってどうですか?」をテーマに、SFC CLIPの新歓に来てくれた新入生6人に新入生どうしでインタビューと執筆をしてもらいました。

Y.Nさん(環1)

地域問題に関心があるNさんは、SFCの自由だけれども無責任ではないという点に惹かれ入ったそうだ。実際に入学して感じたSFCの良い点は、授業でのTwitterの利用だ。単につぶやきたいことをつぶやくのではなく、個人が感想と意見を述べ、授業に還元している点が良かったという。反対にSFCの課題だと感じた点は、履修選抜だそうだ。「履修選抜があるために、自分の興味だけでなく受かる確率も考慮してしまい、自由な学びに影響が出る」と、Nさん。私も、授業でのTwitter等の利用はより白熱した議論ができ、大教室でも議論ができるため、とても良いと感じた。(インタビュアー: A.Yさん)

W.Nさん(環1)

SFCでお金を得る仕組みを研究したいと考えているNさん。今後AIの発達などにより職が無くなるといった問題が発生することが予想されるが、そのような世の中でも人々が暮らしていけるような新しい仕組みを考えたいそうだ。具体的には、自らが仕事を作り、それを販売しお金を得るというような、仕事の売り買いができるポータルサイトなどを開発したいという。

高校の時までは同じような人で集まっていたのに対し、SFCはユニークな人ばかりで面白いそうだ。しかし、履修の仕組みがとても複雑で戸惑ったという。(インタビュアー: S.Sさん)

A.Yさん(環1)

Yさんは、文系と理系という枠組みに囚われたくなかったためにSFCに入った。しかし、言語などの必修科目や履修選抜のせいで思うように授業を取れなかったという。授業自体は広く浅くという部分も感じた一方で、「生命システム」の授業で知ったゲノムとパソコンの共通性というのは非常に新鮮で、楽しい授業だったそう。

大学はよく多様性のある場所と言われるが、今までとは違った出身や経歴を持つ人々が集まる環境に新鮮味を感じているという。そんなYさんですが、将来は母親の出身国である中国と日本との架け橋になりたいと思っているそうだ。Yさんとの話を通して、僕自身もより大きな視点で物事を捉えたいと感じた。(インタビュアー: Y.Nさん)

K.Oさん(環1)

Oさんは入学当初はある特定の分野について学んでみたいと思っていたそうです。しかし、SFCに実際入学してみると、それまで自分が知らなかった分野に触れ、興味をいだき、新しい分野のことについて学びたいとも思うようになったそうです。そういった自分が知らなかったことについて出会えることを誘発してくれるSFCの環境が、SFCの中で一番気に入っていることだそうです。その一方で、立地には不満があり、通学にはかなりの時間がかかっているそう。また、新入生の通過儀礼となっているバスの行列から開放されるため、早急のSFCまでの電車の開通を熱望されているそうです。(インタビュアー: K.Mさん)

S.Sさん(環1)

中学校に入る手前からプログラミングを始めたSさん。彼がプログラミングを始めた動機は、WindowsXPのUIデザインがダサいと感じ、それをカッコ良くしたいという、なんともイケイケなものである。そんなSさんがSFCでやりたいことは、一般の人でも気軽に音楽を制作し、共有できるWebサイトをつくることだそうだ。Appleやウォークマンで誰でも音楽を"聴く"ことに関して楽しめるようになった今、音楽を"つくる"ことに関しても皆が楽しめる環境をつくりたいという熱い思いが彼にはあるらしい。情熱的なSさんと送るこれからの学生生活が楽しみである。(インタビュアー: W.Nさん)

K.Mさん(環1)

SFCではいろいろなことをやりたいという環境情報学部のMさん。SFCについて入学前は洗練された印象があったが、入ってみたら意外と田舎で立地の悪さが気になったという。しかしMさんによると、そんな立地の悪いSFCだからこそキャンパスが静かで過ごしやすいという。またメディアセンターにほぼ毎日通っていて静かな環境が授業のレポートなどを仕上げるのにいいという。教科書を借りることなどもできるらしく、もうだいぶメディアセンターのサービスなどを熟知しているようだ。(インタビュアー: K.Oさん)

新入生たちが抱いている、さまざまなSFCへの思いを垣間見ることができました。そんな彼らが、これからどのような学生生活を送っていくのか、とても楽しみですね!

SFC CLIPでは引き続き新入部員を募集していますので、気軽に編集に来てください!