3月23日(木)、SFC公認の卒業記念パーティTake Off Rally 2017が「クルーズ・クルーズ YOKOHAMA」で開催された。

Take Off RallyはSFC生のための卒業パーティとして毎年開催されており、1期生が卒業した時から続いている。毎年卒業式の日の夜に横浜周辺で開催され、卒業生を盛大に祝う。

横浜の夜景を眼下に 横浜の夜景を眼下に

教授からの言葉

今年は、河添健総合政策学部学部長、村井純環境情報学部長の両学部長に加えて、冨田勝環境情報学部教授、和田龍磨総合政策学部准教授、藤田護環境情報学部専任講師の5人が駆けつけ、開会に先立ち祝いの言葉が述べられた。

河添健総合政策学部学部長 河添健総合政策学部学部長

河添学部長は、2013年度には約3000人だったSFCの受験者数が今年は約4000人になり大幅に増加したことや、学生生活実態調査において「選んでよかった学部」で総合政策学部が1位を取ったことについて、2013年度に入学した今回の卒業生たちに対し感謝の言葉を述べた。これらの事実を知らなかった学生も多く、会場からは驚きの声が上がった。

冨田勝環境情報学部教授 冨田勝環境情報学部教授

冨田教授は「誰にでもできることは他の人に任せてしまい、自分にしかできないことをやって、SFCの卒業生として普通じゃない人生を送ってほしい。人生の岐路に立った時は普通じゃない方を選べば間違いない」と助言。SFC生らしくあることの大切さを語り、卒業生の背中を押した。

村井純環境情報学部長 村井純環境情報学部長

村井教授は冨田教授の話に同意したうえで「狭き門より入れ。(滅びにいたる門は大きく、その路は広く、これより入る者は多し。生命にいたる門は狭く、その路は細く、これを見出すものは少なし。)」という新約聖書の一節を引用し、SFC生には好きなことをやってほしいと語った。SFCの卒業生である愛娘2人を例に挙げ、SFC、特に同期の繋がりはかけがえのないものになるだろうと述べた。

その後、村井教授が乾杯の音頭を取ってパーティーがスタートした。

食も進めば会話も弾む! 恒例のビンゴゲームも

パーティが始まると、参加者は用意された美味しい食事に舌鼓を打ちながら、思い出話はもちろん、将来の話も含め会話に花を咲かせていた。友人と一緒に参加している卒業生が多いようだったが、会場内で別の友人と遭遇し、久しぶりの再会を喜ぶ卒業生もいた。もちろん教員との交流も行われ、その様子は卒業生と教員の両方が参加できるTake Off Rallyならではのものであった。

一番にビンゴが揃っても、一番いいものがもらえるわけではなかったが… 一番にビンゴが揃っても、一番いいものがもらえるわけではなかったが…

そして、恒例となっているTake Off Rally実行委員会によるビンゴゲームも行われた。今回はビンゴを揃えて終わりではなく、ビンゴを揃えたうえでさらに用意された封筒を選び、賞品を確定させる形式だった。しかし初めに呼ばれた10個の数字には30番台の数字が6個もあり、その偏りを見た「数学の先生」である河添学部長より物言いが入る場面もあった。

形式上、一番にビンゴが揃っても一番良い賞品がもらえるわけではなかったが、一番乗りでビンゴを出した卒業生は封筒選びでも豪運を発揮し、いきなりA賞(=1等賞)を当ててみせた。その後には、賞品が残り3つとなった時に一気に4人にビンゴが出てしまい、ジャンケンで決着をつける場面もあった。賞品をもらえなかった1人には気の毒な結果となったものの、会場は盛り上がりを見せた。

「普通じゃない」活躍を!

最後に、河添学部長と富田教授より閉会の挨拶が行われた後、両教授に対して感謝の気持ちが込められた花束が贈呈されてパーティーは閉会となった。

100人を超える参加者が集まった 100人を超える参加者が集まった

塾生最後の夜を教員も含めて全員が楽しみ、各々有意義な時間を過ごしていた印象だった。卒業生が大きく羽ばたき、「普通じゃない」活躍ができるように祈りたい。

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