18日(金)、小田急電鉄株式会社・神奈川中央交通株式会社・慶應義塾大学は、自動運転技術の実証実験第1弾を、SFCの構内にて実施することを発表した。

キャンパス内を自動運転車両が走る

実証実験の実施日は6月1日(金)-10日(日)。キャンパス内に往復約500メートルのルートを設定し、実験車両を走行させ、以下の検証を行うという。

  • 自動運転バスが走行できる環境であることの技術的確認
  • 自動運転技術に対する学生・教職員などの理解の醸成
  • 自動運転バスの走行に関するオペレーション上の課題の把握

この実験は、三者が昨年12月に締結した最先端技術に係る研究や地域の活性化などに関する連携協力協定に基づき、将来、SFCと最寄り駅を結ぶバス路線での自動運転を目指して行うものだ。

また、6月10日(日)にはSFCで次世代モビリティに関するフォーラム「自動運転技術が変える新たなモビリティとは~自動運転バスがキャンパスを走る~」を開催。そこで、実験車両の試乗会も実施するという。

SBドライブも小田急・神奈中と連携

この実験と並行し、小田急電鉄・神奈川中央交通・SBドライブ株式会社(ソフトバンクグループ)の三者が協力し、自動運転技術を活用した実証実験の実施およびシステムの開発、次世代スマートモビリティーのサービス構築に向けて協業する協定を24日(木)に締結した。

三者はこの協定に基づき、小田急グループのバス事業に関するノウハウおよび実証実験のフィールドと、SBドライブが開発している遠隔運行管理システムなどの自動運転に必要なシステムを活用して、自動運転バスの実用化に向けて取り組みを推進するとともに、将来のビジネスモデルや次世代スマートモビリティーのサービス構築について連携するという。

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