22日(火)から、政策コーカスの選挙活動期間が始まる。編集部では、4人の候補者である西久保有里さん(総1)、頴川顕哲さん(環1)、石井達也さん(総1)、柏野尊徳さん(総1)に対し、それぞれの政策について取材を行った。

西久保有里さん(総1):「移民庁設立。具体的移民政策の提言」

西久保さん

西久保さんの政策は移民庁の設立。移民庁とは国内外に設けられる移民専門の窓口で、政府・企業・外国人を繋ぐパイプ的な役割を担い、入国管理から社会保障まで外国人労働者に関する行政を一手に引き受ける機関。様々な規約を設け、移民庁と外国人、また外国人を雇用する企業との連絡を密にする工夫も盛り込む。移民の受け入れによる効果として、過疎地の活性化を掲げている。

頴川顕哲さん(環1):「移民受け入れ議論は早い。まずは現状の問題解決から」

頴川さん

頴川さんは現在ある不法滞在の問題整理に焦点を当てる。不法滞在者の入国手続から日本での住居、教育、職場、帰国・永住までを補助し、コスト回収まで含めたパッケージ性が売り。不法滞在者を強制退去ではなく補助という形で不法入国の繰り返しを抑え、ビザ発行も条件付きで一部開放するなどし、日本の移民状況の健全化を図る。現状の不法滞在者問題を解決することで、日本の移民を含めた国際化の土台作りを目指す。

石井達也さん(総1):「健全な移民受け入れからの日本の総合力向上」

石井さん

石井さんの打ち立てる政策は、積極的移民政策。移民の社会的地位を向上させることにより、日本社会の閉鎖感を打破し、日本の総合力を上げたいとしている。単なる労働力としての「外国人労働者」のあり方を疑問視し、共に生きる「移民」を提唱。「移民」の受け入れを今後進めるため、人権侵害の起きる状況をつくらないシステムづくりや、移民者に対する日本の文化教育を充実させるなど、長期的な視野で政策をつくりたいとしている。

柏野尊徳さん(総1):「移民者個人の視点からの政策」

柏野さん

柏野さんのアプローチは移民個人の視点から必要な支援を考えるというもの。移民の家族、父、母、子、それぞれの立場から、職場、地域、教育の3つの事柄に関する政策を模索した。職場においては、モチベーションが上がらない単純労働から、企業が移民者へ高度技術取得を促せるような支援を提案。地域では移民者が孤立しないためのイベントを、教育では現在国内に不足している外国人学校の増加を提案。単なる移民政策という以上に、他者に対する貢献について考えていきたいと語る。
 今回の取材において各候補者は、コーカスを通じて「SFCらしい学生像」を示したいと語った。ある候補者は「何かやっていてこそのSFC生。頑張っているSFC生の姿が、イマジネーションのタネとなればいい」と語り、また別の候補者は「福澤先生の姿勢を最も反映させるのがSFC。自分が模範を示すことで慶應的精神の発揮を促したい」と意気込む。
 生協前演説などの選挙活動は、22日(火)-26日(土)の間行われる。今回のコーカスは「SFCらしさ」という意味でも、是非チェックしていきたい。