21日(木)、今年度で退任する阿川尚之総合政策学部教授の最終講義と謝恩会が開催された。多くの学生や教員、卒業生たちが阿川教授の退任と新たな門出を祝いにかけつけた。

最終講義は、阿川研究会が普段扱うアメリカ憲法を題材にした模擬裁判から始まった。「SFC最高裁判所(Supreme Court of SFC)」と名付けられたΩ21教室。政教分離をテーマに、履修生の口頭弁論に対して、裁判官役の阿川教授らが解説を交えつつ質問をしていた。

3月に退任する阿川教授

3月に退任する阿川教授

白熱の議論を見せた模擬裁判が終わると阿川教授の講義に移った。講義は、事前に用意されたものではなく、質疑応答の形で行われた。SFCに着任したきっかけを聞かれると、「まぐれ」と答えるなど、阿川教授のユーモアあふれる軽快なトークに会場は終始笑顔に包まれていた。

多くの学生、卒業生がかけつけた。

多くの学生、卒業生がかけつけた。

最後に「今の若者にアドバイスはありますか?」と聞かれた阿川教授は、ハワイで出会ったアメリカ海軍将校の「若者には落ち着いて自分自身と静かな会話をする時間を持ってほしい」という言葉を紹介。「忙しいと何かをやった気になるんですよね。だけど、全部一旦おいて、自分が今どこにいるのか、何をしているのか、何を目指しているのか、ということを自分に問いかけるのは大事だと思います」と語った。

講義には現役教員も多く出席し、中山俊宏総合政策学部教授との掛け合いも見られた。

講義には現役教員も多く出席し、中山俊宏総合政策学部教授との掛け合いも見られた。

最後には記念撮影が行われた。

最後には記念撮影が行われた。

和やかな雰囲気で講義を終えたあと、タブリエ・ファカルティクラブで謝恩会が開催された。阿川研の履修生と卒業生から記念文集が贈られ、教員によるスピーチなどが続いた。

最終講義の様子は後日SFC-GCにアップロードされる予定だ。

教員や学生と歓談する阿川教授

教員や学生と歓談する阿川教授

記念文集と花束を贈呈された

記念文集と花束を贈呈された

阿川教授は1998年SFCに着任。2007年から2009年まで総合政策学部長を務めた後、2013年まで慶應義塾常任理事を務めた。義塾退任後は同志社大学に着任する予定。未来創造塾構想が具体化したのは阿川教授が総合政策学部長を務めていたときだ。阿川教授自身、SFCを去ることを「寂しくない」と語ったものの、多くの学生、教員、卒業生らから惜しまれての退任となる。

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在学中は阿川研究会でお世話になりました、渡辺雅彦と申します。
陰ながら、こちらに感謝の気持ちを残しておきたいと思います。
色々とご迷惑をお掛けした記憶がございますが、いずれ倍にして恩を返したいと思っています。
どうかお元気にお仕事を頑張られて下さい。

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