8日(月)、義塾全塾協議会による2015年度事務局長次長選挙の投票が始まる。投票期間は12日(金)まで。SFCの投票場所はο14教室となっている。期間中は10:30-16:45まで投票が可能だ。

自治会費2000万円を公平に分配・還元するための選挙

全塾協議会は、塾生の中でも、最高意思決定機関とされ、学費の一部として塾生から集められた自治会費約2000万円を公平に分配、還元するための組織である。その事務局長、次長を選ぶための選挙が8日(月)-12日(金)に行われる。
 今年は立候補者が1組だけであるため、信任投票となる。事務局長候補は諸田直也(経3)、事務局次長候補は上森孝史(経3)。
 公約は、大きく下記の3つが掲げられている。全文は慶應義塾大学 全塾協議会選挙管理委員会HPを参照されたい。

  • 自治会費の増額
  • 増額実現に向けた全塾協議会組織体制の抜本的改革
  • 「頼られる」全塾協議会の実現
  • 投票率低迷が続くSFC 秋祭交付金等への影響も―なぜ投票すべきなのか

    選挙管理委員会委員長の河野維一郎さんによると、ここ数年、塾生の投票率が低下し、特にSFC生の投票率の低下が目立つという。広報活動に力を入れているが、所属キャンパスの壁もあり、選挙の十分な認知度を確保できているかは疑問だ。しかし、このままSFCでの投票率の低迷が続いてしまうと、一人あたり750円も学費から徴収されている自治会費が、塾生に十分に還元されないと河野さんは危惧している。
     具体例として、昨年度は、秋祭実行委員会に60万円の交付金が交付された。低投票率が続けば、こういったSFCで活動する団体への交付金が今後十分に配分されない状況が発生するおそれがある。また、全体の投票率が10%を下回った場合には、選挙自体が不成立とされ、その際には塾生会館の使用が禁止されたり、学園祭が中止となる可能性もあるという。
     

    透明性のある選挙を 2012年の不祥事を忘れないで

    2012年に行われた全塾協議会事務局長次長選挙では、ずさんな選挙運営に加え、候補者と全塾協議会組織内部の不適切な関係が物議を醸した。実施される選挙及び開票作業では、運営の改善、選挙に関する透明性が確保されることが求められる。
     自分たちの在学中に自治会費が適切に配分されるよう、そして、未来からやってくるSFC生が困らぬよう、自らの手で一票を投じよう。