8月22日、総環エリアと未来創造塾エリアをつなぐ「けもの道プロジェクト」の作業が終了した。林を掘り進めて枕木を並べた階段状の道となり、未来創造塾の建設予定地に簡単に歩いて行けるようになった。

「けもの道プロジェクト」は、学生が主体となって未来創造塾の設計・使い方を考えるSFC-SBC(Students Build Campus)の一環として、8月19日から4日間にわたって行われた。小林博人環境情報学部教授とともに、有志の学生や卒業生らが協力し合って取り組んだ。作業の詳細は前回の記事をご覧いただきたい。

θ館裏の環状道路沿いに「けもの道」が現れた。(4日撮影) θ館裏の環状道路沿いに「けもの道」が現れた。(4日撮影)

「けもの道」は、θ館裏の環状道路沿いにあり、キャンパスの北側に位置する未来創造塾の建設予定地につながっている。SFC CLIP編集部は、4日(金)、「けもの道」の様子を取材した。写真で紹介する。

土を掘って枕木が並べられ、階段状になっている。 土を掘って枕木が並べられ、階段状になっている。

総環側から登り進める。 総環側から登り進める。

登ったところから総環エリアを振り返る。 登ったところから総環エリアを振り返る。

総環エリアを囲む環状道路沿いの林の土を掘り開き、16本の枕木を並べることで階段状の道を形成している。前回の取材で小林教授が「完全につなげることはない」と話したように、階段を登り切ったあとは、もともとある林のなかを歩いていく。ただ、歩きやすいように木質チップが敷かれているようだ。歩き進むとすぐに開けた未来創造塾の建設予定地に抜ける。
 担当者によると、今後は、柵を設けたり拡張したりするほか、SFCの管財と協力して安全性を強化するなど、改良を加えていくという。

けもの道で林を抜けると未来創造塾の建設予定地にたどりつく。 けもの道で林を抜けると未来創造塾の建設予定地にたどりつく。

これまでは垣根と林にさえぎられて身近に感じる機会がなかった未来創造塾エリアだが、「けもの道」ができたことによって簡単に歩いて行けるようになった。アクセス性が向上したことでSFC-SBCの活動もより活性化することが期待される。「未来創造塾ってどこにできるの?」という人は、一度「けもの道」を通って見に行ってみるとよいだろう。
 

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