未来創造塾EAST街区で上棟式 SBCの成功を祈る
秋祭初日の10日(土)、SFC25周年記念イベントとして未来創造塾EAST街区でSBC上棟式が行われた。25周年記念式典の直後で、清家篤塾長をはじめ、塾外からもハワイ大学長など多くの来賓が臨席した。遠藤地域の方々に見守られながら、建設とプロジェクトの成功を祈った。
25周年記念イベントにあわせ多くの来賓が臨席
10日は、秋祭にあわせてSFC25周年記念イベントが多数開催された。午前中はΘ館で記念式典(関連記事参照)が開かれ、清家篤塾長のほか、藤沢市長、ハワイ大学長、建築家でSFCのキャンパスを設計した槇文彦さんなど、多くの来賓が出席した。
そして、記念式典終了後、未来創造塾EAST街区でSBC上棟式が行われた。上棟式とは、棟上げまで工事が完了し、それに感謝を表すとともに、建物の完成を祈る儀式だ。θ館横の環状道路沿いにある総環エリアと未来創造塾エリアをつなぐ「けもの道」(関連記事参照)を通って、参加者たちが続々とEAST街区へ移動した。
未来創造塾のEAST街区は、滞在型教育研究棟が設置されるエリアであり、学生が主体となって未来創造塾の設計・使い方を考え、自らの手でつくるプロジェクト「SFC-SBC(Students Build Campus)」の対象となっている。9月5日にこの建設予定地で地鎮祭が行われ、学生や教員も参加しての建設が本格的にスタートしていた。
清家塾長や村井・河添学部長らが餅まき
司会は、SBCに活発に取り組んでいる小林博人政策・メディア研究科教授と土肥梨恵子さん(総4)がカラフルな法被(はっぴ)姿で務めた。
祝詞奏上が行われたあと、清家塾長、株式会社長谷萬・長谷川健治代表取締役社長、そして株式会社小林・槇デザインワークショップ・槇直美代表取締役が建物の四隅に塩、酒、米を撒き、天地四方の神を拝む「四方祓いの儀」を執り行った。
これらの神事が終わった後、村井純環境情報学部長、河添建総合政策学部長らが櫓を登り、それぞれ一言。清家塾長は「半学半教」の精神を引き合いに、SBCもお互いに学び合ってお互いにつくり合うものだとコメント。村井学部長は「地域の方々のご理解とご協力のおかげ」と地元への感謝を伝えた。
最後に、学部長らによる「ひとーぎ」の掛け声のもと、餅まきが行われた。来賓や学生のほか、地域の子どもから大人までも参加し、厳かな上棟式とは一変して盛り上がりをみせた。餅まきは中継先のθ館でも行われたという。
未来創造塾のあり方を考えるSBCカンカンガクガク会議は今後も行われ、さらに加速していく。未来創造塾の議論の輪に入り、さらなるSFCの25年をともに考えたい学生はぜひ参加してみよう。