22日(日)、隅田川にて第87回早慶対校競漕大会「早慶レガッタ」が開催された。昨年の雪辱を果たすべく挑んだ義塾端艇部だったが、対校エイトで1・1/4挺身差をつけられるなど早稲田の完全制覇を許す結果となった。

浅草寺仲見世にもフラッグが掲げられ、伝統の一戦を盛り上げる 浅草寺仲見世にもフラッグが掲げられ、伝統の一戦を盛り上げる

天気晴朗なれども雪辱は果たせず

直近10年の対戦成績は以下の通り。

勝者 成績
77 2008 早稲田 3・1/2挺身
78 2009 慶應 1・1/2挺身
79 2010 早稲田 1・3/4挺身
80 2011 早稲田 1・1/4挺身
81 2012 慶應 4挺身
82 2013 慶應 7挺身
83 2014 慶應 1・1/4挺身
84 2015 慶應 早大失格
85 2016 慶應 早大沈没
86 2017 早稲田 1挺身

当日は快晴に恵まれ風や波も弱く、今年一番の暑さを観測する気候のもと開催された。義塾端艇部は新艇「AURORA」を投入し、昨年の雪辱に燃える。一方の早稲田は午前の女子対校エイト、第2エイトに勝利しており、2年連続の完全制覇をかけた試合となった。

桜橋に集まる大勢の観客 桜橋に集まる大勢の観客

レースは15:30に新大橋からスタートした。序盤、右岸側の慶應はアウトカーブに当たるため1挺身前からのスタート。しかし総武線鉄橋付近の時点で1/4挺身ほどのリードを許してしまう。ここで勝負を仕掛けた慶應は漕ぐピッチを上げ、蔵前橋の時点で1/2挺身程度のリードを得るまで挽回する。しかし中盤に巻き返され、東武線鉄橋の時点で1・1/2挺身差を追う展開に。その後応援を受けた慶應がスパートをかけるものの差は埋まらず、早稲田の完全優勝を許す結果となった

最後にスパートをかける慶應 最後にスパートをかける慶應

着順 タイム
1着 早稲田 12分30秒43
2着 慶應 12分35秒19

敗北しうなだれる義塾エイト 敗北しうなだれる義塾エイト

新艇を導入するなど万全の準備で挑んだものの、早稲田に2年連続の完全優勝を許してしまった慶應。だが、レガッタの圧倒的なスピードや応援席の熱気に驚いた人も多いだろう。来年こそは雪辱を果たし、「水の王者慶應」の復活を遂げてもらいたい。

会場風景 会場風景

なお試合の模様はYouTubeやFacebookで中継され、Facebookではその映像が残されている。レース開始は1時間13分頃からだ。当日観戦できなかった人も、ぜひ映像でその迫力を感じて欲しい。

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