16日(日)、第86回早慶対校競漕大会「早慶レガッタ」が隅田川で開催された。義塾端艇部は対校エイト(3750m)でわずか1.81秒差で及ばず、6年ぶりの敗北を喫した。

浅草の仲見世商店街にもフラッグが 浅草の仲見世商店街にもフラッグが

義塾史上初の6連覇を狙ったが…

熱気に包まれる観客たち 熱気に包まれる観客たち

幸運にも天候に恵まれ、春の陽気、そしてレースを前に高まる熱気の中、レースは15:30に新大橋上流からスタートした。まずは順調なスタートを切った両チーム。ここから3,750mの勝負が始まった。最初のカーブを切った時点では義塾がやや先行する展開だったが、わずかほどの差しかなく、競り合いながらレースは進んでいった。

試合が動いたのは中盤、1,500m付近から攻めに出た早大に徐々に押されてしまう義塾。オールがぶつかりそうなほど近づきながら接戦を繰り広げる両校だったが、抜け出したのは早稲田だった。

喜びを爆発させる早稲田とうなだれる義塾 喜びを爆発させる早稲田とうなだれる義塾

義塾は駒形橋付近で飛び出されると、半艇身のリードを許す。ゴールを前になんとか盛り返したい義塾だったが、その差は縮まらない。結局ジリジリと差を広げられ、早稲田が11’05”04着、義塾が11’06”85着と2秒にも満たない差ながら1艇身差で及ばなかった。義塾は早稲田に6年ぶりの敗北を喫してしまった。

今回義塾史上初となる6連覇を狙ったものの、夢破れた義塾端艇部。しかし、リードを許しながらも懸命にオールを漕ぐ姿に胸を打たれた人も多かっただろう。この悔しさをバネに義塾が王座を奪還することを期待したい。

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