研究会シラバスが公開 シラバスに授業の実施形態を明記
SFC学事担当は8日、秋学期研究会シラバスと授業実施形態についての資料を公開した。
研究会シラバスが公開
2020年度秋学期研究会シラバスが公開された。研究会によっては、履修の際に応募や面接、試験が必要になることもある。特に今年は例年と異なる対応をしている研究会もあることが予想されるので、新たに研究会を履修する場合は必ず確認しよう。
研究会シラバスへはSFC-SFSトップページの左側にあるメニューバーからアクセスすることができる。
授業実施形態は三択に
研究会シラバスの公開と同時に2020年度秋学期 授業の実施形態についてという資料が公開された。授業担当者は各授業について、下記3つの選択肢から実施形態を選び、シラバスに明記することになった。
なお、これらの情報はあくまでも8日時点での予定であり、各授業担当者の選択を示すもの。SFC全体としての秋学期の授業実施形態や方針については、8日時点では具体的に定まっていないということなので注意してほしい。秋学期前半の活動制限について8月31日ごろに判断されるという。
また、新型コロナウイルス感染症の状況によっては学期の途中からでもすべての授業が完全オンラインに移行する可能性があるという。
完全オンライン
教員・学生ともに教室は使わず、完全にオンライン(ライブ、オンデマンド、組み合わせ)で実施する。
オンデマンドのみで実施する授業の場合、秋学期からは「特定期間集中科目」として曜日時限を定めずに開講される場合がある。
オンライン(SFCの教室から配信)
教員が1回以上SFCの教室で授業を行い、その様子がオンライン(ライブ、オンデマンド、組み合わせ)で配信される。学生は基本的にオンラインで受講しキャンパスへ行くこと無く履修できるが、希望すれば教室で対面形式で受講することも可能。
オンキャンパス(学期中1回以上オンキャンパスで実施予定)
学期中に1回以上、オンライン配信なしでの対面授業が実施される。 毎回教室で受講する授業、特定回のみ教室で受講する授業のどちらも含まれ、一部の授業では教室を使わずオンライン(ライブ、オンデマンド、組み合わせ)のみで受講する回がある場合もある。
今後の動向に注目を
4月1日に更新された春学期のシラバスでは授業の実施形態は「オンライン」「(学期中1回以上)オンキャンパス」「最終回のみオンキャンパス」の三択であったが、秋学期では「教室から配信」「特定期間集中科目」という新しい選択肢が示された。一方、「教室から配信」の場合は対面受講者とオンライン受講者で不公平が生まれないか、あるいは「オンキャンパス」が増えると日本への入国が困難になった学生に影響しないかといった疑問も残る。それぞれの教員、それぞれの授業がどのような選択をするのか、シラバスの公開が楽しみだ。
2020年春学期は最終的に全ての授業が完全オンラインとなり、授業のみならず研究活動や課外活動にも極めて大きな影響を与えた。本来の我々のキャンパスライフはいつ戻るのか、あるいはもう戻ってこないものなのか。感染者数の推移や政治の動向などとともに、授業の実施形態の行方にも今後とも注目していきたい。
また、現在SFCカリキュラム委員会が2回目となるオンライン授業に関する調査を実施している。今後のオンライン授業環境改善のためにもぜひ回答してほしい。
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