義塾の関係者ら十数名に向けて行われた学食の「新メニュー試食会」で1日、鴨池の鴨を使った「鴨南蛮」が提供された。鴨池ラウンジで開かれた今回の試食会の評判を受け、夏に限定発売を検討しているという。

肉厚ながら、SFC独特の匂いが気になる鴨肉

この試食会は、昨年「足湯につかりながら食べられる鴨南蛮の提供も検討している」と話していた構想が実際に動き出している形となった。

手のひらサイズの鴨南蛮が試食で提供された 手のひらサイズの鴨南蛮が試食で提供された

試食会に参加したCLIP編集部の新入生は「鴨池の鴨はSFC独特の匂いがしたが、肉厚だった」と話した。今後は、世界の食文化を専門とする研究会が「鴨」の匂いに負けない味付けを提案し、「山食カレー」のような目玉となる商品を目指すという。

なお、試食会で提供された鴨は、狩猟免許所持の県から認可を得た職員が捕獲したもので、学生課は引き続き「学生が鴨池に立ち入って鴨を捕獲することは禁止」としている。

異常な「鴨」増殖がきっかけ 

試食会のきっかけには、2020年度から続く学生らの入構規制中に「鴨池」の愛称で親しまれるガリバー池での鴨の増殖が止まらなかったという背景がある。

キャンパスを歩く鴨 キャンパスを歩く鴨

対面授業開始が近づいても増殖の勢いは止まらず、鴨同士の「3密」を回避できない状況に学校側も捕獲に乗り出す形となった。なお、鴨の捕獲では、許可をめぐって数ヶ月にわたり環境省や県の担当者との話し合いも行われ、「3密」回避を名目に特別に許可されたという。

担当者は「SFC生の憩いの場である元通りの鴨池の姿に戻るようと願いを込めて、七夕を目処に数食限定販売を見込んでいる」という。

七夕祭で、もしかしたら食べられるカモ・・?

※このニュースは、2022年4月1日(金)に配信されたエイプリルフール企画記事です。実際のニュースではありません。

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