SFC生を対象に、今年もミスター慶應SFCコンテスト2018が開催される。SFC CLIP編集部は、ファイナリストへのインタビューを行い、その様子を候補者ごとに連載している。今回は、エントリーNo.3馬汗アブドゥラさん(環1)へのインタビューの様子をお届けする。

多様性を受け入れるSFCに惹かれて

画像提供:ミスター慶應SFCコンテスト2018 画像提供:ミスター慶應SFCコンテスト2018

—— はじめに、今回このコンテストに応募された動機を教えてください。

周りからミスターコンテスト出るよう勧めてくれて出場しました。それと、SFCが大好きで、自分その魅力を伝えられる立場に立ちたいっていうのもあります。受験勉強を始めたとき時にSFCの受験を勧められ、当初はビリギャルのことぐらいしかSFCについての知識は無かったんですけれど、色々と知れば知るほどSFCのことを好きになりました。そして、SFCが第一志望になって、AO入試で入学しました。SFCは何より多種多様な人が集まっていて、先生もユニークな人が多く、施設も整っていてい本当にいい学校だと思います。1つ言うなら、遠いのがネックですけど(笑)。

—— AOではどういうことをアピールしましたか?

自分がいた高校は、専門性が高いことが有名で、高校の中ではハイレベルな研究をしていました。それでも、新しいものを生み出す人って中々いなくて、既存のものを組み合わせてより良いものを作るという人が多かったです。その中で、自分は高校生なりにプライドがあって、今まで世界にない、だれも作ったことがないものをを作りたかったんです。機械を専門にやっていたのですが、卒業研究では一つの動力だけで平面移動するロボットの機構を発明しました。一般的にはロボットの平面移動には最低2つの動力が必要なのですが、じゃあ自分が作ってやろうと(笑)。アプローチとしては世界初のものになるので、今は特許を出願中です。

—— すごいですね。では、SFCでもロボットの研究を?

そうだとしたら、機械をより専門的に学べる他の大学に行ってますね(笑)。実は昔から音楽も好きで、小学校高学年から作曲を始めて、高校生になってからは楽曲を提供したり、スタジオで収録をすることもありました。他にもデザインもやっていて、名刺のデザインを手掛ける仕事もしていました。分野にとらわれず、たくさんのことを学びたいという自分のわがままをかなえてくれるのはSFCしかないと思って志望しました。

将来も多分野で活躍を

—— 多方面で活躍を見せていますが、将来の展望はいかがですか?

例えば、作曲をやってて、歌手をやって、モデルや俳優をやっている人は一定数いるじゃないですか。自分もそんな風に芸能界でさらに多くの人の前で活動したいという想いはあります。でも、せっかく今まで機械をやっていたし、現在もインターフェイスデザインに興味があったり…。いつまでも新しいことを追い求めながら生きたいと思っているので、そういう全く別方面の仕事も一緒にしたいです。小さいころから多才なレオナルド・ダ・ヴィンチが好きなので、今でも憧れて追い求めている感じですね。

画像提供:ミスター慶應SFCコンテスト2018 画像提供:ミスター慶應SFCコンテスト2018

—— ありがとうございました。最後にコンテストの意気込みをお願いします。

SFCが大好きだし、AO入試の面接で「SFCに共鳴した」と言ったように自分のような人間、生き方こそSFCが求めているような人材だと思って入学しました。グランプリをとってSFCの顔として、学校の良さ、挑戦することの大切さを伝えていきたいです。せっかく人前に出るので、自分のようなやりたいことを素直にやっていく生き方を目指す人が、年上年下関係なく増えたらいいなあと思います。

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