秋学期の開始日である、9月23日(月)よりCNSコンサルタントブースにて貸し出しが行われるPCのリプレースが行われ、Windows機、Mac機ともにより一層快適なPC環境となった。今回は、PCの機種選定の理由にも注目し、湘南藤沢ITCでリプレースを担当された方に話をうかがった。

新しいPCはどんなPC?

左側がLet's note、右側がMacBook Pro 左側がLet’s note、右側がMacBook Pro

Mac機

Mac機は今までと同じMacBook Pro 15インチモデルだが、フルモデルチェンジ後の最新モデルとなった。今までの貸し出しMacと比べ、性能向上、軽量・薄型化されたモデルとなり、より快適に使用できるPCである。

Windows機

Windowsは、東芝製のdynabookからパナソニック製のLet’s noteへと更新された。こちらも、性能向上、軽量化が魅力的な更新となっており、ぜひ実際に借りてみてもらいたい。

また、両機種とも最新機種らしくThunderbolt 3に対応している。普段使っているPCを忘れたなど、急に代替させたい場合でも、互換性を意識せず最新の周辺機器が利用できるようになった。

ITCの担当者の方に選定理由を聞く

—— 貸し出しPCの選定基準はどういったものでしょうか?

そもそも、SFCの創設時より「自分のラップトップPCを持ってきてください」という大きなポリシーのもとに運用されています。その大前提がありますが、壊れたり、忘れたり、Macを購入した学生がGIS系のソフトでWindowsを使いたい、ということもありますよね。そういったときに気軽に借りられ、必要な課題をこなせる性能のものという点が選定基準の1つです。貸し出しPCの選定はSFCの3学部2研究科の教員によって構成される、湘南藤沢ITC利用者協議会にて行われております。そのため、SFCの学生の利用実態に沿った性能のPCが選定されています。

他の基準としては、自分のラップトップに+αしてくれるようなものを貸し出せるようにしようというものです。「大きい」、「重い」という意見をいただくことも多いですが、持ち運びやすい13インチ以下はみなさん持っていますよね。逆に求められているのは、画面が大きくて、解像度が高くて、インターフェースが豊富なPC。本体が大きい代わりに画面も大きく作業領域が広い、光学ドライブを内蔵していたり、インターフェースが充実している、そのようなところも選定基準になります。
Let's noteにはVGAからType-Cまで充実のインターフェースが搭載される Let’s noteにはVGAからType-Cまで充実のインターフェースが搭載される

—— Windowsを搭載したPCは多くありますが、Let’s noteに決まった理由は何でしょうか?

基本的には各社に提案していただき、上で挙げたような要件を満たしていてかつ一番安価なところに決めています。タイミングによっては安価だが納期に間に合わないというケースもあり、最もバランスが良い選択肢を選んでいます。今回は3~5社くらいに提案を投げ、価格や機能、納期を総合的に見てLet’s noteになったという訳です。
選定はバランスが良いPCが選ばれる 選定はバランスが良いPCが選ばれる
ちなみに、MacはmacOSが搭載されているPCの選択肢がそもそも少ないため、ニーズと価格でバランスが取れているスペックを選ぶようにしています。

—— BYOD化が推進され特別教室のPCが減りますが、貸し出しPCの立ち位置はどうなりますか?

特別教室のPCが減ると、PCが壊れて長期的に使えない、経済的な理由でスペックの高いノートPCが買えないという人たちが使えるPCがなくなってしまいます。特別教室のPCもない、自分のPCもない、という状況の際にセーフティネットとして使用されるケースは出てくると思います。
Adobe系や統計系のソフトも十分に動くスペックのPCを用意 Adobe系や統計系のソフトも十分に動くスペックのPCを用意

—— ありがとうございました。

PCを借りたい!

そんな貸し出しPCだが、借りたい際はメディア1階にあるCNSコンサルタントブースからレンタルが可能だ。学生本人が自身の学生証を持参すれば借りられ、特に費用など必要ない。また、PCだけでなく、PCの充電器やBD用の外付けドライブの貸し出しサービスも行なっており、「充電器を忘れてしまった」という際にも安心なサービスである。詳しいレンタル方法や規約、搭載ソフトウェアなどはCNSコンサルタント公式サイトから確認してもらいたい。

PC以外にも新しくなるものが

CNSコンサルタントでは秋学期から公式Twitterの更新を再開するとのことだ。メディアの開館時間に合わせた貸し出し時間の変更やCNSに関する情報提供を行なっていく予定だという。そのほかにも新たな取り組みが企画されているとのことなので、PCだけでなくCNSコンサルタントからも目が離せないようだ。

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